【まだ寒い】ごっつい手袋ありがとうございます!【冬だから】

100円ショップで買ったものが意外にもつ、ということはある。「どうせ1シーズンだし」とか買った手袋を何年か使ってしまっていたりする。それはそれで悪くない。悪くないが、100円でしかもボロボロになってきた、というのは少し気になる。さらに、帰り道の歩…

石牟礼道子 言葉の階段を降りていった人

完本 春の城 作者: 石牟礼道子,田中優子,町田康,赤坂真理,鈴木一策 出版社/メーカー: 藤原書店 発売日: 2017/07/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「ななが嫁にゆく時は、この形見をばゆずるゆえ、なあ」 うららかな声まで死んだおのぶにそっ…

増田俊也『VJT前夜の中井祐樹』を読む

VTJ前夜の中井祐樹 作者: 増田俊也 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2015/11/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 中井が戦っているのは目の前のゴルドーではあったが、中井が本当にやろうとしていたのは無知な世間を引っ繰り返す…

本村凌二『競馬の世界史』を読む

競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで (中公新書) 作者: 本村凌二 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/08/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 維新期の一八七〇年(明治三年)のことだが、来日していたイギ…

俺の「つくば」がこんなに……なわけがない!

山手の朝 おれは今朝4時50分に起きた。「目が覚めてしまった」のではない、目覚ましを仕掛けて、起きたのである。そして、年に二度か三度しか着ないスーツを着て、ネクタイをしめ、朝焼けの中を駅に向かって歩いたのだ。 つくば! 行き先は「つくば市」。学…

さて、帰るか

めったに鳴らないおれの携帯が鳴った。出てみると行きつけの精神科からだった。なんでも、今月末から来月の頭にかけて長く休診するという。薬が切れるようなら早く予約してくれとのことだった。おれはその電話で予約を入れた。 自立支援医療制度では、通院す…

これぞMJ!『みうらじゅんフェス! マイブームの全貌展』へ行く

www.kawasaki-museum.jp MJとおれ。おれとMJ。おれがみうらじゅんの……作品? に直接接したことはあまりない。ただ、鎌倉に住んでいたころ、行きつけの目白山医院の待合室に『見仏記』シリーズがあって、それを読んでいたのを覚えている。あとは、今回の展覧…

沢木耕太郎『一瞬の夏』を読む

松影町2丁目の交差点を石川町駅方面に向かって曲がる。直進して、京浜東北線の高架の下をくぐる。さらに直進して右折、左手にファミリーマート、右手にドラッグストア、その先におれのいきつけのスーパー「食品館あおば元町店」がある。 話を巻き戻そう。高…

フィリップ・K・ディック『ギャラクシーの花瓶の修理』……じゃなくて『銀河の壺なおし』を読む

銀河の壺なおし〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明,大森望 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/10/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 父親は壺なおしだった。そして彼も、壺なおしを仕事にしている。 出…

日本人はプロレスを愛しうるか

togetter.com 今日の昼休み、職場のお姉さまがたに「中邑真輔って知ってますか?」と聞いたところ、だれも知らなかった。「中村俊輔じゃなくて?」。 おれだって中邑真輔をそんなに知ってるわけじゃない。ボマイェ(向こうではキンシャサノキセキだかなんだ…