なにか

令和四年 年頭所感

やるなら今しかねえ。 と、言ってる時点でだせえんだ。 「やった」なら言ってもいい。 「やる」とか言うのはとんだマンモーニだ。 マンモーニでなにが悪い。 けれど、「やる」というのはだせえ。 「やる」と宣言するのはだせえ。 それでも、おれは言わなけれ…

ボイラーに石炭を供給するような気持ちだった

今日はプリンターの手差しトレイの前で、どんどん減ってゆく年賀ハガキを補充する仕事をしていた。ボイラーに石炭を供給するような気持ちだった。ボイラーに石炭を供給して機関車を走らせたことはないけれど。 というわけで、もう2021年も終わる。2021年でい…

今まで死んできた人間はちょっと後の時代の夢を見るか?

blog.tinect.jp また寄稿いたしました。 宇宙の時代でございます。 で、ちょっと書いたんだけど、なんかもうちょっと後に生まれたかったって思いません? 宇宙も身近になるかもしれないし、メタバースというのが本物(おれの基準では電脳化必須)になるかも…

「機会があったらいつかお酒をご一緒しましょう」

2月22日。おれは60歳になった。還暦だ。おれは横浜公園のダンボールの上に横たわっている。ひどく冷える。うめき声がそこかしこから聞こえる。昔はプロ野球興行が行われていたスタジアムも、今は見る影もない。白い猫が、横切った。 おれは下にひいていたダ…

これからの非理系人はなにをして生きていくべきか?

blog.tinect.jp またまた寄稿いたしました。 またまた寄稿したのでございます。 そういうわけでとりあえず読んでください。 ……読んだ? ということで、今後、非理系人はなにをして生きていけばいいのかという、脳内会議を勝手に始めます。自分は子供もいない…

『B面の歌を聞け』出版イベント「服と本とコーヒーの2日間@ふうせんかずら」11/13(土)〜14(日)で黄金頭さんのグッズがゲットできるらしいです

おれはちょっと前、『B面の歌を聞け』という本の感想を書きました。 goldhead.hatenablog.com その出版イベントが、行われるらしいです。 『B面の歌を聞け』出版イベント服と本とコーヒーの2日間@ふうせんかずら 11/13(土)〜14(日)雑誌に登場してくだ…

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」に答える

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? ブログ名は、関内にいると思ったら関外だったから。でも、住んでいるのは関内でも関外でもない。 suumo.jp ハンドルはすばらしい競走馬から。 ゴールドヘ…

知りすぎた人類の明日はどっちだ?

またまたまた寄稿いたしました。 blog.tinect.jp 読んだ? 読んだですか? 読んでしまったのですか? というわけで、もう死語になっているかもしれませんが、「親ガチャ」について書きました。 「親ガチャ」って、なにかっていうと、「人間が人間を知りすぎ…

そこが毒沼でも、自分の頭で考えたいのです

またまた寄稿いたしましたー。 blog.tinect.jp …… ……… 読んでいただけましたでしょうか? 実のところ、というか、まあ言わなくてもお気づきだろうかとは思いますが、こちらに寄稿すると、書いてから公開されるまでいくらか時間がかかります。ここでブログを…

ぼくたちがマスクを外すとき(未完)

公衆広場の祭壇中央に、ゆっくりと一人の女性が歩を進めた。白いローブに身を包んだその人こそ、モデルナ=ファイザー=アストラゼネカ三世公女、その人であった。 人々の拍手を受けたその人は、右手をあげてそれを鎮めた。 「わたしたちは、ようやくこの日…

イヴァン・ニトロエフボンバノスキーの労働(未完)

イヴァン・ニトロエフボンバノスキーは軽ワゴンをとめると、「信頼する水を工事」と書かれたキャップを被った。工具箱を持って、その屋敷……今どきめずらしい大きな一軒家のインターホンを押した。 「ご連絡いただきました水道の工事にまいりました」 イヴァ…

エレクトロニック動き対最強米帝艦隊(未完)

ポケットロケットブースターの噴射が終わったおれはヴェルニー公園の歩道に激しく体を打ちつけられた。ボロボロのジャージがさらに擦れて、破れた。 おれはフー・マンチューに授かった超電磁アンテナで目的の米帝艦船を探査した。対ESP要員の妨害が入ったが…

その自殺願望には「安楽死」以外の言葉が必要ではないのか?

ちょっと元記事を見失ってしまったが、安楽死をめぐる問題について、「安心して自殺できる制度を」的なコメントがちらほらとつく。 死後剖検(心理学的剖検)によれば、自殺者のかなりの割合の人が精神疾患を患っていたという。おれとて、社会の底の方の精神…

反出生主義者は幸福を追求する

blog.tinect.jp また寄稿させていただきました。 また反出生主義の話になります。 お読みくだされば幸いです。 お読みくださいました? お読みくださったんすか? ……というわけで、「反出生主義者とは何か」と題されているけれど、内容的には「反出生主義で…

比較的名前の短い鳥たち

比較的名前の短い鳥たち 雨はやまない 自分の名前を忘れてもだえている人がいる 傘の下に顔はない シマトネリコの小さな花が散る 散った花は雨に打たれて赤みを帯びる 小さいころはダンサーになりたかった 踊り子の名前をつけられた馬たち 何度も開かれる本…

やっぱり、もっと人殺しの顔をしろ2021

blog.tinect.jp おれの前で「人殺しの顔」といったな。 いや、おれが書いたのか。 書いたのだったっけ。 とりあえずちょっと読んでください。 それでもって、「人殺しの顔」といったら次の記事も読んでください。 goldhead.hatenablog.com ……おれがこの記事…

「今日はどんな嫌なことがあるんだろう?」

朝起きる。「今日はどんな嫌なことがあるんだろう? と思う。 子供の頃からそうだった。「今日も楽しいことがあるだろう」だなんて思ったことは、一度もない。 忘れ物をしたらどうしよう。先生に当てられて恥をかいたらどうしよう。いじめられたらどうしよう…

【寄稿しました】コンビニの灯りは文化の灯り

blog.tinect.jp また寄稿いたしました。 読んでください。 読んだな。 読んだ。 それはよかった。 ということで、この話について……。 わかるかなあ、わかんないかなあ。おれにはそれがわからん。 コンビニに新聞が売られていること、雑誌が売られていること…

週刊はてなブログさんに寄稿しましたが、恥ずかしいので自分では読めません

blog.hatenablog.com 週刊はてなブログさんの【「ブログを書く」ってどんなこと?】シリーズに寄稿いたしました。ご覧いただければ幸いです。いつもお読みいただいてる読者の方、お恵みを贈っていただいている方、そして、お手紙を引用させていただいた方に…

脳って沈黙できるの?

こちらの記事を読んだ。おれはほとんど小島慶子さんのことはしらない。それはべつに関係ない。 小島慶子さんがADHDの薬を服用し、驚いた感覚。「みんなこんなシーンとした世界に暮らしているの?」(withnews) - Yahoo!ニュース 初めての薬を飲むのは緊張す…

怪しいものに対峙するための、しなやかな知性について

またまた寄稿いたしました。 blog.tinect.jp 読んだ? 読んだかな? 読んだよね? 読んだって信じてるから。 読まなくたって、読んだってことにするから! というわけで、「しなやかな知性」についての話でした。 カルト、オカルト、儲け話、あやしい話、そ…

「女」について

おれのブログに、おそらく20年近く登場している「女」について、その書き方について書く。 その女性はおれより20歳年上である。おれが20歳と少し経ったときから付き合いがある。 「彼女」というのには、なにかその人をおとしめているような気がする。「彼女…

トロイカ人間

今日は朝、起きることができた。たった三十分しか遅刻しなかった。が、そんな日に限って暇なのでいま、これを書いている。頭のもやもや感が薄まっているので、双極性障害者であるところのおれの今回のうつ状態は脱する方に向かっているように思う。 うつ状態…

玩具と遊戯

blog.tinect.jp また……寄稿いたしました。 よかったら読んでください。 できましたら読んでください。 ぜひとも読んでください。 なにがなんでも読んでください。 いいから読めって言ってんだろ! ……というわけで、おれは子供のころ「大人になっても子供心を…

明るくなったインターネットのなかで、おれは暗いままで叫びつづけたい

またまた寄稿いたしました。よろしければこちらの記事をお読みください。 blog.tinect.jp お読みになりましたか? 読みましたか? 読んだ? 読んだよね? 読むって言ってくれたよね? あたし、バカじゃないんだから! ……というわけで、このごろのインターネ…

3.11から10年 やはりおれは日常というものを、少し怖いものだと思う

2011年3月19日撮影 「3.11」から10年経つという。10年だからどうだという話ではないが、10年だしやはり、という気にもなる。やはりといったところで、やはりどうするのか、とくになにがあるわけでもない。 10年前の3月ごろの写真を見てみた。10年前のおれは…

深夜の黄金頭世界緊急時報 2021年3月2日号

はい、こんばんは。季節の変わり目いかがお過ごしでしょうか、花粉症ではないといいはる男、黄金頭です。 さて、春三月、世間ではなにが話題になっていますでしょうか。7万4千円の接待ですか? あんなのは、まだまだ甘い。答弁でこう答えてやりゃよかったん…

春三月

春三月縊り残され花に舞う ― 大杉栄。 何日か異様に暖かい日もあったが、また冬に戻ったような寒さ。それでも少しずつ春は近づいてきている。 目先の仕事はあるがその先が見えない。さらにその先はもっと見えない。この世において金がないということは最悪と…

でも、なんですか、書いていると考えがまとまる、みたいなことってあるじゃないですか

またまたまた(以下略)寄稿いたしました。 blog.tinect.jp 読みました? 読んだ? 読んだのかな? 読んだっしょ? よし、読んだ。 で、なんというか、なんか、なんというか、こう言っては寄稿先に失礼になってしまうのだけれど、どうも、なんか言い切れた!…

とんとことことん

あっちとおもえば、こちらでとんとこ、くるりと回って千鳥足、つかまるようでつかまらない。どんと座って一張羅、あげる名乗りを聞くものなし。これはこまったこんこんこん。そしたら逃げた、みな逃げた。もっとおおきくこんこんこん。あちらやこちらに蜘蛛…