展覧会

なんでおまいらミュシャ好きなの? 死ぬの?

すばらしく新しいヒルズ(山手駅)の改札を抜けると、そこはやばいネオヒルズだった。おれはミュシャ展を見に来ているのだった。 入り口に行列ができていた。おれをここまで引っ張ってきた女(おれが風邪で寝込んでいる間に会田誠の展覧会に一人で行った女)…

国芳はじまったな展へ行くのこと

なんでも擬似ミニチュア風にして見下すという風潮。 見上げてみると、これはまた妙な感じもするが。 横浜美術館 やってきたのは横浜美術館の国芳はじまったな展。例によって詳しくはこちらを見ればいいと思うよ。 土曜日、横浜美術館『はじまりは国芳』など …

東京へ、国立東京近代美術館『美術にぶるっ!』へ

新しくなった東京駅。 さんざん八重洲ブックセンターで時間を潰したすえ、たどり着きましたは東京国立近代美術館。 展覧会情報東京国立近代美術館 60周年記念特別展 美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年 東京国立近代美術館『美術にぶ…

篠山紀信の写真展に行く

篠山紀信展 写真力|東京オペラシティアートギャラリー 篠山紀信といえば、おれの中で高岡早紀のおっぱいを撮って流通させたという功績をもって、おれ連邦人民文化英雄に輝いているのだけれども、正直言って写真芸術とか写真家とかについてはまったく知らな…

ブログみたいなアートについて

あまり人のいない六本木とかいうところ。 はい、特撮で壊しがいのありそうな国立新美術館。目的はといえば、「取引先の社長がなんかの展覧会に出品してるらしいから、ちょっと見てきてくれや」とか「親戚のおばさんがなんかの展覧会に出品しているらしいから…

『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』を見に行くのこと

館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 土曜だか夕方だかの中山秀征が出ていそうなPR番組(たぶん出ていた)をぼんやり見ていたら、わりと行きたくなってきて行くことにした。東京都現…

埼玉県立近代美術館『草間彌生 永遠の永遠の永遠』へ行ったのこと

http://www.momas.jp/ http://www.asahi.com/kusama/ 「未来はわたしのもの」―草間彌生 こころの憂いの中で沈んだ今日の万物の気配めくるめく人の世のよろこびと悲しみの果てに落涙の中にうずもれてわたしは今こそ芸術の力をもって人の世のはげしさと天空の…

ぼくはホッパーが好き、彼女はオキーフが好き

自分がいつエドワード・ホッパーを好きになったのかわからないのだけれども、ともかく好きな画家なんだ。でも、実際の作品は一回も見たことがなくて、どう逆立ちしたってアメリカまで『ナイト・ホークス』を観に行くなんてこともできないし、じっと日本に来…

ヨコハマトリエンナーレ2011とはなんだったのか?

……なんなんだったんだっけ? 横浜トリエンナーレ 行ったには行ったのだが、花火大会の有料券のおまけのような感覚ではあった。花火を先に満喫してしまったのだからしかたない。 花火大会の写真を貼っていくのだぜ、夏だからな - 関内関外日記(跡地) 『横浜…

ちかくてもよくみえない〜高嶺格「とおくてよくみえない」〜

どっかの写真ブロガーのテリトリかもしれないとか思いつつ、野毛でクジラとか食ってね。 ぶーんってひとっ飛びしてね(掃除したばかりのCMOSに一点の曇りなくてね)。 ハイ、横浜美術館。この2時間半後に学芸員とアーティストとキュレーターに内部で内部構造…

ミッフィー展を(最終日に)

asahi.com:朝日新聞社 - 「ゴーゴーミッフィー展」 開催中の浦和競馬に行こうかどうしようか迷っていたところ、横浜そごうで開催中のミッフィー展が最終日であることに気付く。南部杯と浦和のメーンの馬券を仕込んだのち、一人で出かける。ちなみに、知らな…

黄金町バザール2010へ

黄金町バザール2010 浄化された街、黄金町。アートの街としての再生。近くの映画館で映画を観たあとに立ち寄ってみた。 おれは、開かれているか閉じているか、内輪かそうでないのか、そのあたりに敏感すぎるほど敏感な、ある種の自意識過剰すぎる人間であっ…

上野にシャガールを見に行くのこと

『シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い〜交錯する夢と前衛〜』 http://marc-chagall.jp/ 上野の東京藝術大学大学美術館のシャガール展に行ってきた。シャガールといえばマルク・シャガールなわけで、とくに好きということもあるともないとも言え…

『版画と彫刻による悲しみとユーモア- 浜田知明の世界展」』神奈川県立近代美術館・葉山館

404 Page Not Found | 神奈川県立近代美術館 葉山を歩いていたら葉山館があったので入った。浜田知明という人の展覧会をやっていた。 1981年に中日ドラゴンズからドラフト5位指名を受けているが、入団拒否。1982年にドラフト5位で阪神タイガースに入団。 1年…

渋谷、表参道、原宿、新宿、2つのアートとiPadに触れること

タイトルの通りである。超リア充の俺、本来の姿で登場。……うそくせー。 つーか、東京というのはただそれだけでうんざりするし、それが都下でなく23区内というともう息苦しいし、かんべんしてほしいと思う。なにせ人間が多すぎるし、平均年齢が低い。子供のこ…

リスペクト、リアルなアーティスト〜第84回国展に行く〜

http://www.kokuten.com/ 「あー、チミチミ、取引先の〇〇の社長がね、趣味が絵でね、国展ってのに作品を出すらしいんだな。わしの代わりに、ちょっとどんな絵か見てきておいてくれんかね? はい、これ、チケット」 って、まるで昭和のサラリーマン漫画みた…

興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」に行ったこと

asahi.com : 朝日新聞社 - 興福寺国宝特別公開2009 ―お堂でみる阿修羅― 東京国立博物館 阿修羅行列 混雑怖い。でも行きたい。ということで、8時半上野駅着というスケジュール。公園に入るとルーヴルの方にも行列などあり、やや焦る。道を渡って平成館。…

中川昭一のひととなりを垣間見る

たくさんの名画を見ながら、「ふーん」程度で見進んでいったが、一枚の絵の前でハッとしてしばらく見続けた。 5枚のコピーとギャラリーの解説本を買い、家に貼ったが、家族全員に「気持ち悪い」と言われた。確かに夜中トイレに行くのに、電気をつけてギョッ…

俺の好きな絵画ベスト5

日曜日に、国立新美術館のピカソ展に行った(展覧会自体の感想については日を改める)。サントリー美術館の方との連闘だ。俺は、その日の朝からうきうきしていた。どこか『ピエロに扮するパウロ』に会いに行けるような気がしていたからだ。実際には会えない…

『巨匠ピカソ 魂のポートレート」展/サントリー美術館

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/08vol05picasso/index.html ピカソが来ているというので、手始めにサントリー美術館に行きました。東京ミッドタウンなどは金持ち臭、おしゃれ臭の発生地であって胸くそ悪いのですが、ピカソのために行きました。た…

横浜トリエンナーレ2008を観に行きました

※注:以下は芸術に不案内で、予習もしなければ音声ガイドも聞いていない人間の感想ですので、ご了承ください。 http://yokohamatriennale.jp/ 横浜トリエンナーレ2008、もしこれから行こうとか思ってる人がいるんなら、俺からのおすすめの見方は一つだけなわ…

横浜公園〜シルクセンター

横浜公園 さまざまな出店など出てけっこうな賑わいを見せる、横浜公園の何かの祭りへ。また今年もペルー民芸品でも買おうと思ったのだ。 ……が、いなかった。ペルーどころか、いつも出店している下着や靴下の直販などもなく、またたこ焼きなどの食べ物関係も…

ヘンリー・ダーガー、映画化される

http://henry-darger.com/ ヴィヴィアン・ガールズが動く! ヘンリー・ダーガーの生涯と創作の謎に迫る傑作ドキュメンタリー フハッ、今、いけすかないFM電波で知った! ダーガー映画化! ヴィヴィアン・ガールズが動く! しかもダコタ・ファニングが声! な…

こもれびの咲く夜

このごろ夜の山下公園で、お星さまの形をした人工太陽が星形の木もれびを作っていて、虫取りあみで星を捕まえている人たちがいる……というので、どんな稲垣足穂かと出かけてみたら、なにやら木の下に人影が。そのまま近づいていくと、列に並んでくれというの…

人々の間を流れる大きく黒い川について

http://d.hatena.ne.jp/toya/20080130#p2 こちらの日記を読んでいましたら、「人体の不思議展」についての記述がありまして、標本がほとんど包茎ではなかったということが記されています。はて、「人体の不思議展」、私がかつて見たものと同じでしょうか。同…

『みんなのデザイン ―グッドデザインと私たちの生活―』川崎市民ミュージアム

http://www.kawasaki-museum.jp/ 東急で武蔵小杉、武蔵小杉からバス。入口。急に中年の夫婦に呼び止められる。呼び止められて『"つわもの"どもの光と影 −稲毛三郎とその時代』展の招待券をもらう。ただでもらえるものはもらう。ただ、目的はグッドデザイン展…

横須賀美術館『澁澤龍彦 幻想美術館』

アルフレッド・ウォリス展に続いて横須賀美術館、‘海に生きた素朴画家’の次が澁澤龍彦という落差も面白い。この展覧会、文字通り『幻想の肖像』や『裸婦の中の裸婦』で取りあげられた作品が一同に集められ……、なわけないけれども、取りあげられた芸術家の作…

『アルフレッド・ウォリス −海に生きた素朴画家−』横須賀美術館

http://www.yokosuka-moa.jp/ アルフレッド・ウォリス アルフレッド・ウォリスの墓碑には「Artist & Mariner」と刻まれている。絵を描き始めたのは70歳。船具屋のオッサン。旅の若い画家が偶然飾ってあるのを発見した。絵はボール紙だとか、板だとか、あらゆ…

『ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語―夢の楽園』原美術館

http://www.haramuseum.or.jp/ テレビでちらっと見て気になってたけど、十数点じゃなあとか思ってて(……というのはサイト流し読みした勘違いで、かなりの大もの24面、その他小作品あって満腹でした)、でも、行かれた方の感想など読むとやはり気になっていた…

『澁澤龍彦 カマクラノ日々』鎌倉文学館

http://www.kamakurabungaku.com/exhibition/index.html ゴールデンウィークに続いての鎌倉参戦である。俺は四半世紀近くカマクラノ住民だったが、鎌倉が観光地であることを少々いぶかしく思っていた。京都なんかと比べて、こんなに狭いところに来て、そんな…