追憶

大勲位のいない冬/はじめてのソーリダイジン

中曽根康弘元首相が死去 | NHKニュース 「戦後政治の総決算」を掲げ、国鉄の民営化や日米安全保障体制の強化などに取り組んだ、中曽根康弘 元総理大臣が亡くなりました。101歳でした。 だれもが心に「はじめてのソーリダイジン」がいるのではないかと思う。…

観音食堂の日

書き忘れていた日記。大船の観音食堂に初めて入ったことである。 観音食堂をご存知だろうか? 大船駅の観音様とは逆方向の、新しくない出口を出て道を渡る。交番があって、島森書店があって、その並びにある。 外から中はいっさい見えない。営業しているのか…

あの家族写真のこと

正月を少しすぎたくらいの適当な時期に、庭で家族写真を撮る習慣があった。鎌倉に家があったころの話だ。父が三脚にご自慢のミノルタをセットし、タイマーを仕掛け、一家の写真を撮る、それだけのことである。 それだけのことを、拒否したことがあった。中学…

2025年8月15日、大井競馬場、真夏のものまねオンステージ

古い話をする。2025年8月15日のことだ。俺は大井競馬場にいた。蒸し暑いナイター開催。まぬけ面をひっさげて到着するや、1レースから打ちはじめた。時計が午後6時を回る頃には、俺はもうすっかりうんざりして、旧スタンドのプラスチックのベンチでぐったりし…

初恋のぐるぐる坂

久々にクロスバイクにまたがった。とりあえず南下。134まで出て、そのまま大磯まで行って夕日を見る計画だった。が、16号→環状4号→朝比奈越えというルートで力を使い果たし、十二所(じゅうにそ)のあたりをうろついたのち、海沿いの写真など撮りながら腰越…

思い出の海軍短剣

幼稚園のころか、小学校に入ってからだったか。ともかくそのくらいのころ、弟とよくチャンバラごっこをして遊んでいた。武器にするのは多種多様の剣であって、祖母が厚紙で手作りした「かみのけん」や、ヒーローものの玩具、木の棒、いろいろだった。そんな…

小動神社の方へ

仕事で「小動神社」の名が出てきて、ちょっと検索する。ほう、Wikipediaに項目がある。 wikipedia:小動神社 小動神社(こゆるぎじんじゃ)は、神奈川県鎌倉市腰越の小動岬にある神社である。旧社格は村社。旧腰越村の鎮守社である。 ふむふむ、そうやね。小…

俺が昔ツイッターだったころ

ふと思い出した。俺が小学校の三年生か四年生のころだ。俺の作文が学校のコンクールかなにかで選ばれて、文集に載った。各学年一人か、各クラス一人かは忘れた。とくに決まったテーマもなかったかと思う。ある人は遠足の思い出を書き、ある人は運動会の思い…

平山郁夫先生、死去

日本画壇の第一人者で、シルクロードを描いた作品で知られ、文化財保存活動にも尽力した文化勲章受章者の平山郁夫(ひらやま・いくお)さんが、2日、死去した。79歳だった。 http://www.asahi.com/obituaries/update/1202/TKY200912020262.html 平山先生…

内外タイムスの終わりと追憶と感傷のワンダーランド

当「○内○外日記」は内外タイムス社と資本、債務保証、資金面での関係は一切ございません。また、組織ならびに人的交流もございません。以上のように、このたびの内外タイムス社の自己破産による影響はありませんので、今後も引き続き安心してご利用いただき…

goldheadさん、『さべちん』を買って読む

さべちん (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)作者: SABE出版社/メーカー: ワニマガジン社発売日: 2009/09/30メディア: コミック購入: 10人 クリック: 182回この商品を含むブログ (23件) を見る 世の中にはいろいろの人の訃報が飛び交っています。どうやら、この…

追憶と感傷の藤沢駅前、そして雨の遊行寺へ

藤沢ダイヤモンドビル、そして藤沢名店ビル このあたりに心当たりのある人間ならば、かならずその存在を知っているであろう、藤沢のランドマーク、ダイヤモンドビル、そして名店ビル。ただし、どこまでがダイヤモンドビルで、どこからか名店ビルか、俺もよく…

聖なる海とサンシャイン牧場

最近ウェッブ上で「サンシャイン牧場」という単語をちらほら見かけて、なんとなくもぞもぞしていた。もぞもぞしない! でも、意味を調べるのはあり、というか、話題を追ってみれば、mixiとかが関係しているオンラインゲームの話らしく、俺にはまったく縁のな…

田原成貴の三つの聖痕

京都府警が、覚せい剤取締法と大麻取締法違反容疑で、日本中央競馬会(JRA)の元騎手で元調教師の田原成貴容疑者(50)を逮捕していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000524-san-soci た…

流星群症候群

夜空に星が流れるオリオン座流星群が今日ピークを迎える。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091021-00000569-san-soci まだ鎌倉の実家があるころのこと。なにやら「流星群」というものが話題になった。そのとき俺は何歳? たぶんもうニートになっていた…

あの素晴らしい愛、その他の悪霊について

また、北山修さんとのコンビで71年に発表したヒット曲「あの素晴らしい愛をもう一度」は合唱曲としても支持された。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091017-OYT1T00616.htm そうか、合唱曲としてもスタンダードだったのか。この曲、僕は小学生…

人間ぎらいの俺は、人を好きになりすぎるのかもしれない

波打ぎわに沿って、中腰になって歩いている女の子がいる。飽きもせず、磯蟹を金盥に入れながら、私はその女の子が汀から拾いあげるものを眺めていた。 女の子が波打ぎわを歩くのは、海の向こうの彦島の空が夕焼け、はるかな沖から波打ぎわまで日没の薔薇いろ…

中学時代に土俵にあがって裸でもみ合ってた力士には永遠にかなわない、というような話。

仮にこれからタレントクラス何百人とセックスしても一時的な快感だけで心の中は孤独なままだな やるべき期間にやらないと意味がない 非モテは彼女ができても非モテ 俺はセックスしたかったんじゃない 青春がしたかったんだーー 非モテは彼女ができても非モテ…

江藤智の引退/さらば赤ヘル、ビッグレッドマシーン

西武の江藤智内野手(39)が今季限りで現役を引退することが1日、分かった。江藤は広島、巨人、西武の3球団で歴代22位の364本塁打を放つなど、長打力でファンを魅了してきたが、今季はわずか20試合と出場機会が激減していた。今後は指導者になる…

『馬のゴン太旅日記』(島崎保久・原作/関屋敏隆・版画と文)

馬のゴン太旅日記 (創作絵本シリーズ 9)作者: 関屋敏隆出版社/メーカー: 小学館発売日: 1984/05/25メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る すこし前、馬で日本一周をしているという人の記事……の見出しを見て、脳天に閃光…

「明るい心」

小学校のころだった。習字の時間で「明るい心」と書かされた。持って帰って親に見せた。いや、わざわざ人に見せようと思えるような字は書けない。まあ、転がしておいたのを見られた、のだろう。 父親が痛罵した。何を? 俺の字を? 違う、「明るい心」と書か…

記憶の中の馬たち、いまいちど

みんなどんどん記していけばいいと思うんですよ。すごい共感するとか、すごいわかるとか、あるいはみんなと共感したいとか、そういうんじゃないんですけど、自分には自分の、その馬やレースについての記憶とか思い出みたいなものがあって、それがフワぁっと…

学校なんてなくったってよかったんだ、俺は俺の梯子登るんだ〜『十二の遠景』高橋睦郎を読んで〜

高橋睦郎の『十二の遠景』を読んだ。父親の本棚にありそうな本だが、これはだいぶん前に古本屋で買ったのだった。装幀は横尾忠則。そして、推薦文に以下の両名。 黒光りのする堅固な散文 三島由紀夫 詩人高橋睦郎氏が、この『十二の遠景』で、まぎれもなく詩…

グリンピース、チョリン、チョリン、パリン!

「ドン!」 ……私はこの遊戯をするたびに、なにか、セロファン紙のように安っぽい色をした、緑の色ガラスが割れるような、そんな光景をまぶたの裏に思い浮かべていたものです。 パリン!■□□□■ 「軍艦」と呼ばれる遊戯もありました。ルールは「グリンピース」…

元鎌倉市民が読む『青い花公式読本』〜井汲家宅/澤乃井家宅所在地研究〜

[rakuten:book:13248377:detail](↑最近、楽天ブックスが送料無料やってる) 『青い花公式読本』を購入。私はあまり金のある方ではないので、アニメは見ても、関連商品を買うということは避けている。が、しかし、『青い花』は別だ。見ていただきたい、この…

漫画ナツ100に参加したい!

【こんなにも】漫画ナツ100【熱い夏】 - 酔拳の王 だんげの方 仕事がたまってたいへんなので、お盆も出社してがんばってサボっている中、このような企画を見つけた。参加するつもりはなかった……が、100作ってどのくらい? とつらつら考えるに、すぐ埋まり…

今週のお題:「忘れられない出来事」

クラスノート1.0 中学に入ってすぐのことだったと思います。ホームルームで担任の先生が一冊の大学ノートを掲げ、これを「クラスノート」とする、と宣言しました。説明によるとそれは、先生と生徒の交換日記であり、また、クラスの生徒たちの間を行き交う交…

雨に降られに出かけ、太陽に灼かれる

小田原へ 前に一度小田原まで行って、その充足感がなかなかのもので、また行きたい、明日にでも行きたい、そんなつもりでいた。新しいタイヤに、新しいサドルとシートポスト。行ってみたいじゃないか。 ……が、空模様が怪しい。どうも、西の方から崩れている…

女優・大原麗子の死

6日午後7時ごろ、東京都世田谷区の女優、大原麗子さん(62)方で、大原さんが死亡しているのを警視庁成城署員が発見した。警視庁は事件の可能性は低いとみている。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090806/crm0908062220029-n1.htm テレビやグラ…

感傷と追憶の腰越・津・西鎌倉紀行〜その2〜

はじめに ここに記される記録は2009年7月26日、私が私の育った界隈を、ただ追憶の赴くままに徘徊した記録である。モノレール紀行、失われた実家から江ノ島へ、祖母との会話と合わせて、これがこの日の記録の最後となる。 話は、諏訪ヶ谷から始まる。小さかっ…