細かなエピソード二つ

 今朝の日刊スポーツの紙面から。アンカツ特集の片隅にあったもの。

02年のプリンシパルSを優勝したメガスターダムは、ゴール後に引っ掛かって止まらなくなり、松永幹騎手はレースが終わったことを知らせるために馬場に捨てた。

 メガスターダムの‘ニホンピロウイナー産駒の三千メートル越え’ってのはロマンだったが、ゴール後に引っ掛かる馬だったとはしらなんだ。菊花賞三着後に長い休養に入っているが、今どうしてるんだろう。

98年の富士Sでは、こんな珍事も―。大外を強襲したプレストシンボリ(2着)のロバーツ騎手が発した声に、先頭を走るエアジハード(1着)が反応。優勝した橋本広騎手(現調教助手)は「ロバーツに勝たせてもらっちゃった」。

 これは、騎手が馬に気合いをつけるために発する声に関する記事から。なかなか懐かしい名前が並んでる。ロバーツは小柄な南アフリカ白人で、なんか小粋な感じが好きだった。ドイツ馬のランドでミラノ大賞を制した後、「日本の馬場は向いていると思うから、ジャパンカップを楽しみにしてくれ」みたいな事をフジテレビのインタビューで言っており、それを覚えていた自分はけっこう美味しい思いをしたもんだ。
 橋本広喜はけっこう唐突に引退したな、という印象。それなりに重賞も勝てる騎手だったけど、厩社会もいろいろありそうだから、いろいろあったのかもしれないな。