納豆かけお好み焼き

 先日買った納豆の用途は、無論お好み焼きである。生地に練り込んで焼くと、ふんわりしておいしいからだ。ところが、その納豆を生地に入れ忘れるという事態になった。そこで私は「練り込むもかけるも一緒のことさ」と、焼き上がったお好み焼きの上にぶっかけたのだ。ぶっかけて、タレとカラシを混ぜ合わせたのだ、お好み焼きの上で。とりあえず、箸でお好み焼きをひとかけら分けて食べてみる。ちょっと味が薄いが、なかなか悪くない。「こういう食べ物もあるんじゃないの?」という感じ。そこで、しょうゆをちょっと足す。しかし、しょうゆはあまり合わない。そして、ここまで来たらやってしまえ、とその上からソースとマヨネーズをかけて混ぜ合わせた。案外悪くない。というか、納豆とタレとしょうゆとソースとマヨネーズでぐちゃぐちゃになったお好み焼きの混沌を見ていると、人類の存在がいかにちっぽけなものか分かるのだ。チャクラが開いたと言わざるをえない。
 しかし、キャベツの高さはどうにかならないものか。特売で買ったタマネギもジャガイモも底をついてきたぞ。アメリカにでも移民しろというのか。