阪神ジュベナイルフィリーズについて

 月曜日から今日まで、ほとんどこのレースについて考えてこなかったし、調べもしなかった。他のG1より二歳戦二つが盛り下がるのは毎度のことだけど、今年はジャパンカップ二つ同日開催の後だけになおさら。だいたい、この競走名がよくない。ジュベナイルなのかジュヴェナイルなのかジュブナイルなのかジュヴナイルなのか。これはもうシンコウラブリイなのかシンコウラヴリイなのかシンコウラブリーなのかシンコウラヴリーなのかシンコウラブリィなのかシンコウラヴリィなのかシンコーラブリイなのか(以下略)並にわからない。パッとサイデリアもお手上げだ。
 面白い記事だったので引用しようと思っていたけど、ついつい忘れてしまった。数日前の日刊スポーツの持ち回りコラムコーナー。ジャパンカップ同日開催が盛り上がりを見せたのだから、阪神JFと朝日杯を同日開催すればいいのでは、というもの。もちろん売り上げの問題はあるだろうけど、確かにそれは盛り上がりそうだ。記者は、競馬場事のG1開催数が決まっているならば、持ち回りにしてもいいのではと提案していたが、何なら阪神と中山で同日開催でもいいのではなかろうか。
 もう一つ、その記事の中で武豊騎手のアイディアが紹介されていた。アメリカのブリーダーズカップのように、有馬記念の日などは重賞ばかりやってもいいのではないか。重賞が無理ならば、せめて1レースから特別競走を組んではどうか、というもの。さすが武豊である。馬上にいながら、観客の気持ちまでちゃーんと察している。自分はもう中央のG1に行く気はないけれど、あの熱気、雰囲気の中、わざわざ未勝利あたりから入る必要があるのかと、そう思ったものである。
 確かに売り上げは大切だ。日本競馬を支える根幹だ。しかし、これは高崎や高知の話でなく、天下の中央競馬会の話である。今日明日潰れる体力じゃないのだ。だから、少しくらいの目先のデメリットがあろうと、先々を考えて、競馬ファンを飽きさせない演出を心がけてもらいたいもの。それこそ、‘サプライズ’が必要だ。
 さて、ジュベナイルフィリーズ。買いに行けるかどうかもわからないけど、週末は天気が悪くなるという。高市調教師が入れ込み気味という、カシマフラワーあたりで勝負にならないだろうか。名前や血統からして人気することもないだろう。