金盃(大井)

 日刊競馬メールマガジンで読んでなるほどと思ったけれど、交流G1川崎記念の一着賞金が六千万円で、地元重賞のこちらが三千万なら、馬主としてはこちらに馬を回そうとするのも当然だ、と。で、なるほどなかなかのメンバーが揃った金盃となったわけだ。ただ、なんかこう、一長一短的なメンバーが多いのも確か。難しい。
 四歳勢はベルモントストームキョウエイプライド。どちらも将来を嘱望された馬だが、今のところ伸び悩んでる感も。ならばベテラン勢と見るに、コアレスハンターブラウンシャトレー。前者は衰え気味で、むしろ後者が狙いかな。前走はさすがの走りだったが。あとはウエノマルクンジェネスアリダークールアイバーとオープン大将的な馬たち。チャンス無いわけではなさそうだけど、はたして。
 ならば騎手で買うか、騎手で。となるともちろん内田博幸だ。馬はサクラハーン。日刊スポーツでも「能力的にそれほど差はありません」「53キロと重量が軽く楽しみな一戦です」と、珍しくちょっと強気。距離経験がネックとなろうが、逆に未知の魅力とも言える。内田ゆえに穴人気しようが、ちょっと買ってみようか。……って、まだ口座に金あったっけ?

 追記1(購入):オッズ見たらサクラハーンが思ってた以上に人気のまんま。内田は怖いけどよ、初重賞だし距離もたないよ、こりゃ。そうだな、逆にスタミナタイプだ。よし、ヤスミダブリンか!ということでヤスミから人気どころへワイド流し。そんで、思ってた以上に人気のない大外キョウエイプライド単勝と人気どころへの馬連。心底どうでもいい買い方。こないだナイトスクールで直前の翻意は裏目に出た(あれも内田だっけ?)ばかりだが、今度はその裏の裏を突いてみた。果たして。

 追記2(結果):うーん、なんというか、ヤスミダブリン四着は悔しがってもいいところだろうか。けど、前の三頭から三馬身切れてるし、ちょっと厳しかったか。まあ健闘健闘。サクラハーン切ったのはよかったな。ただ、だったら馬連の方は自分で「狙い」とまで書いたブラウンシャトレーでよかった。まあ、相手がクールアイバーで抑えられたかどうか。しかし、後から見ると名実ともに充実してる馬はブラウンシャトレー一頭という気もする。やっぱりちょっと悔いは残るな。これは。