春キャベツ、新タマネギ、新ショウガ、新ジャガイモについて

 この間の日曜日、根岸駅前の東急ストアで春キャベツを買った。丸まる一個で二百三十八円だったと思う。これがずしりと重く、実にお買い得であった。結局ノロウイルス(もう俺はそう信じている)のトラウマでお好み焼きは食べられないけれど、キャベツは焼きそばなどにも使えて重宝する。
 しかし、何と言っても春キャベツは生食での甘味が魅力だ。料理前にむしった葉を、ついついそのままつまみ食いしてしまうくらいだ。最近朝食もあまり食べられなくなったけれど、パンと一緒にいただいても美味しい。しかし、ふと疑問に思った。「新キャベツとは何か?」検索すると、こんなのが出てきた。
http://www.vegefund.com/panfu/cabbage/cabbage.html

春系キャベツは、内部まで黄緑色を帯びてみずみずしく、生食用として味は最高。ヨーロッパの竹の子形のキャベツを改良したものです。

 「春に獲れるから春キャベツ」というわけでなく、そもそも寒玉キャベツ(冬に出回る)とは品種の系統が違う物のようだ。そして、両者の間には中間種などもあるらしい。ふーん。じゃあ新タマネギも同じようなものだろうか。
http://www.farmersnet.net/museum/4/tama.html

たまねぎには、黄たまねぎ、赤たまねぎ、白たまねぎという種類があり、新たまねぎはこの中の「黄たまねぎ」にあたります。

 まあ、似たようなものだろか。さらに細かい品種もあるようだけど。こちらも生食で美味しいけれど、保存が利かないというのも似ているな。では、新ショウガとは何だろう。
http://www.farmersnet.net/museum/2003_3/shouga.html

しょうがには3種類あり、「ひね生姜(根生姜)」、「新生姜」、「葉生姜」があります。

 こちらは3種類あるとはいえ、成長の過程みたいだな。根ショウガから出た新ショウガを出荷→新ショウガ、新ショウガに葉がついたら出荷→葉ショウガ、一年後の根ショウガ(収穫しなかった新ショウガ?)を出荷→根ショウガということだろう。もちろん、品種もいろいろあるだろう。で、こうなると意地だ、新ジャガイモとは何だろう?
http://www.farmersnet.net/museum/4/jaga.html

「新じゃがいも」とは、冬に植え付けたじゃがいもを、通常の収穫期より早く収穫したもののこと。

 これも収穫時期の違いで、品種差ではないらしい。
 いやはや、いろいろあるものですね。しかし、春と新に共通した点は、みずみずしさや生食(ジャガイモは無理だけど)向きってあたりだろう。自分は基本的に肉も野菜も牡蠣(!)も生食志向にあるので、これらの野菜も愛すべき野菜。春は何故か心が沈む季節だけれど、瑞々しい野菜で少しでも心身ともに健康になりたいものだ。