もったいないおばけは瑞穂の国の夢を見るか?

http://www.sankei.co.jp/news/050305/kok049.htm

マータイさんは「最近訪れた日本では、消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、資源再利用(リサイクル)、修理(リペア)の『4つのR』を『もったいない』という一言で表している。この言葉を世界的に広めたい」と述べた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050307k0000e030020000c.html

マータイさんは4日、ニューヨークの国連本部で「世界的『もったいない』キャンペーンを展開したい」と演説しており、その一歩が米国で始まった形だ。

 これは恐ろしい話です。ゆめゆめ「『もったいない』という言葉がある日本は素晴らしい国だなぁ」などと言っていられない。マータイさん、あなた、日本はゴミの国ですよ? このキャンペーン、一歩間違えば日本を刺す寸鉄そのものじゃないですか。確かに日本には「もったいない」が存在するけれど、「もったいないおばけ」が存在するのも日本というものです。ぶっちぎりで世界最高の残飯量を誇る国ですよ。食糧の年間生産量と同じだけの残飯を出しているなんて話(http://www5e.biglobe.ne.jp/~nethime/koramu/koramu-30.htm)もあるくらいですから。フードマイレージなんて言葉も先日人の家の新聞で読みましたが、それだってぶっちぎりですよ(http://www.tokyo-np.co.jp/edo/edo/edo030913.html)。
 そう、マータイさんの言葉を深く考えなければいけないのは、私たち日本人なんです。私の住む横浜市も、来月四月一日からゴミの分別が細分化されます。いったい誰がそんなことを考えたんでしょう。ゴミなんてガンガン燃やせばいいんです。ただでさえ狭いアパートの中に、「プラごみ」用ゴミ箱なんて置くスペースはありません。今現在の「ペットボトルは燃えるゴミではない」という分別ですら苦痛なのですから。もういいじゃないですか、ゴミの島で。ゴミを高く高く積み上げて、バベルの塔を打ち立ててやりましょう。ゴミを燃やし燃やし燃やして異星人に見える狼煙を上げてやりましょう。それが大和魂の心意気というものです。