大家さんに泣きついてみたリターンズ

 昨夜はなんとも無く眠りにつけた。しかし、今朝の五時過ぎにまたもや「ジャーン」と音楽が。パッと目が覚め、二度壁を叩くとボリュームは下がる。しかしもう、これは限界だ。いちいち「騒音」→「壁叩く」→「ボリューム下がる」の繰り返しじゃ、ぜんぜんやっていられない。今から寝ようというのに、壁叩いたあと落ち着いた気持ちで寝られますか? 大音量で起こされて、二度寝ができますか? もう泣きが入った。大家さんに頼ってみよう。というわけで、さっき電話をした。もちろん、その前に日記の過去ログを見て時系列の確認も万全だ。

大「もしもし、○○不動産です」(男の声。多分、前に対処してくれた人)
私「もしもし、お世話になっております。私××アパートの入居者ですが、ちょっと騒音のことで相談したいのですが。えーと、私、二月ですか、その時もご相談した▲▲号室の△△という者なのですが、そのときは素早い対応をしていただきましてありがとうございます。それで、手紙まで配って頂いて、その後一ヶ月はほんとに静かだったんですが、ここ最近、また騒音が出てきまして」
大「そのときはルパンの件ですね。具体的にはどのような?」
私「(ルパンの件て)ええ、そうです。ええとですね、夜の十一時以降もまた前のような音がして、テレビゲームの音だと思うんですが、注意するとおさまるんですが、壁の音で周りの人の迷惑になるのもなんですし、早朝に、今朝も五時頃なんですけどすごい音で目が覚めまして、ちょっとどうしたものかと……」
大「はい、わかりました、こちらの方で注意しておきますので」
私「(え、それだけ?もっといろいろ聞かなくていいの?)はい、よろしくお願いいたします」

……というわけで、またもやこちらが驚くくらいあっさりと言い分を聞いてもらってしまった。こういうものなんだろうか? 補強材料として、水だだ流しの件や、他の人からの注意らしき声の話まで用意していたのに。まりにもこちらが一方的に喋ってしまったものだから、職場の周りの人に「今の俺の電話の口調とか普通でしたかね?」と聞いてしまったくらいだ(普通だということらしく、よかった)。
 しかしこれで、またもや隣人に間接的に喧嘩を売るハメになってしまった。大家さんに注意を受ければしばらく大人しくなるし、壁越しに注意すればボリュームを下げる。まったく話の分からぬ人間でもないのだろう、隣人は。ただ、時折聞こえる怒鳴り声や、わけのわからぬ生活時間帯などを考えると、一抹の不安が残る。はたして俺の選択は正しかったのだろうか。とはいえ、今まで唯一効果のあった騒音トラブルへの対処、解決法は「大家さんに泣きつく」だけだしなぁ。いやはや。