遠い部屋、僕を呼ぶ声

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200504/sha2005041201.html

24時間ぶっ通しで2年以上も大音量の音楽を流し続け、お向かいの女性(64)に精神的治療を余儀なくさせたとして奈良県平群町の主婦が11日、傷害容疑で逮捕された。

 このニュースは昨夜のYahoo!のトップで見たのが最初だ。しかし、見出しだけ見て「トラブル主に傷害を加えたわけじゃないのか。よく二年も我慢したな」と思っただけであった。しかし、だ。今朝のとくダネ!を見てその認識は一変した。あれに傷害を加えるのはとてもじゃないが無理です、と。
 しかしどうだろう主婦・河原美代子(58)のインパクトは。顔*1能條純一の描くヤクザかチンピラみたいだし、その声は時代が時代だったら絶対に猛毒がサンプリングするような素材だ。実際に今どこかで誰かがやっているかもしれない。しかし、これだけの素材は生のまま活かすべきだろう。あの迫力に加え、カーペット叩き八百回×五枚で鍛えた膂力だ。中国の反日デモに一人で突入させても、きっと蹴散らすに違いない。日本国中の人々が考えたであろうことを書けば、河原をして尖閣諸島沖ノ鳥島竹島の防衛にあたらせるべきだと。「引っ越せ、引っ越せ、さっさと引っ越し〜」とやられては、人民解放軍も韓国軍も形無しである。ところが、問題はその後だ。国土は守られた、と日本政府がお引き取りを願っても、それを聞き入れるような河原でもあるまい。いつしか、尖閣諸島あるいは沖ノ鳥島竹島は暗黒海域として、逆ローレライの島として船乗りたちに恐れられるようになるだろう。そこには放射能を浴びた怪獣が居ると言うものもいれば、封印された古の魔女が住むと言うものもいる……。まことに恐ろしい話である。
 などと変な方向へ行ってしまったが、この件の数百、数千分の一とはいえ騒音[トラブル]に悩まされた(ている……最近は静かです)者として、他人事じゃないのだ。むしろ、あれだけの騒音を出す人間に対し、警察への通報や民事裁判を経てすら抑えられなかった、その事実に慄然とする思いなのだ。人の不幸を聞いて滅多に同情することのない自分も、あのモンスターに立ち向かうはめになった近隣住民の人々には、心より同情するものである。ほんとに。