タイガー&ドラゴンの感想

 いよいよ残すところあと二つとなってしまったこの番組。終わったら何を楽しみに金曜を迎えればいいのか、などと思ってしまう(言い過ぎ)。今回のテーマは「品川心中」で、いつもの役回りを竜二が担って、一方で小虎はカチコミ&おロープ頂戴という急展開。いや、しかし、冒頭で竜二がいきなり落語に目覚めたのも急展開。前回そんな感じだったっけとか自分のメモ(id:goldhead:20050613#p2)を見返してもわからない。むしろ、終盤の山かという「岡田君が西田敏行のファミリーに戻るのかどうか」が、いきなり片づけられてしまった。もちろん、妄想帰還シーンは面白かったけれど。しかし、「反物屋」の方はどうすんだよって感じもないわけでもなく。
 あと、メグミは結局のところ国に帰る(帰った)のかな。そこらへんも最終回待ちか。しかし、メグミの他にも最初の最初は岡田君と蒼井優のあたりも含めて、何やら色恋沙汰も広がるかと思いきや、案外そこらあたりには入っていかなかったという印象。このドラマに恋愛ものを望むわけではなかったので、それはそれでいいけれど。
 しかしまあ、とにかくこの回の一番の見せ場は「笑顔」だろう。あの二人の自然な方の笑顔のシーン、あれを見て岡田准一長瀬智也も良い役者だなぁと思ったのだ。ひところジャニーズといえば「演技のできないアイドルのくせに」みたいな言われ方をしていたし、実際そういう人もいたりするわけだけれども、ここらへんは別だ、大したものだ。ほんと。しびれるねぇ。
 さて、次回で終わってしまうわけだけれども、予告を見ると出所後の話になる模様。シルバーの方も肩で風切って歩く感じになっていたり、そこらへんの移り変わりがどうなっているのか。うーん、早く見たいような見たくないような。そういや、結局「どの役で出ようかな」と言っていたらしい(春風亭昇太のインタビューより)、桂歌丸師匠は出演ならなかったな。けど、伊東美咲と缶コーヒーのCMで共演してるからいいか。いや、何がいいのかわからないけれど。ブハッ。