TVチャンピオンを見た

 普段より早く帰宅したので、本当に久々にTVチャンピオンを見た。ラスト三十分くらい。で、ネタが「萌えフィギュア選手権」みたいなやつで、前にもコスプレかなにかが題材になっていたが、このあたりはテレ東らしさと言えようか。しかし、この番組でフィギュアと言えば、あの鈴木義司みたいな……と思ったら、最後に審査員として出てきましたか。
 で、萌えフィギュア。金銭的な事情で漫画・アニメ・ゲームとほとんど縁遠く、なおかつパソコンを持っていないという劣等種ゆえにフィギュアとも縁遠いのだが、なにかこう、いいものだと思う。人形にはどこかしら惹かれるものがある。どこかしら怖いところがいい。とはいえ、制作過程の頭部などは非常に怖いものだな、あれは。人形で怖い繋がりで、同じテレ東でブックオフ提供のリサイクルをテーマにした五分番組。これも昨晩の放送だったが、取り上げられていたのがマネキンリサイクル職人。これもまた職人芸でマネキンの傷をさくさく直していって、最後は顔に化粧まで施して見事なもの。単なる偶然だろうけどな。
 しかし、職人がさくさく物を作っていくのは見ていて楽しい。思わず自分の何かやってみたくなる。やってみたくなるが、まあ差し当たって何ができるわけでもないのだけれど。それに、役立つ知識もいくらか得られた。「女の子は袖に手が隠れていれば隠れているほど可愛い」などは、言われてみてあっと納得という感じ。しかし、和田アキ子で丈が余るパジャマが存在するとしたら、何畳分の生地が必要なのか想像もつかない。
 後はなんだ、大沢あかねさんか。今、名前確かめるついでにはてなのキーワードを読んでみたら「女子小中学生のカリスマ」とある。そういう人なので何かしらの何かなのかもしれないが、はっきり言って「アイドル?」と思ってしまった。チャンピオンの言うとおり、「目は小さく、鼻が大きく、口も大きい」だっけか。しかし、本人を前によう言うよと思いながら、ここあたり、造形への自信というか、わざと修正することなくバチンと造ってしまうのだから、普通にかっこいいと思ったな。いやはや、できた物の後に本人の顔を見たら、さっきよりずっとかわいく見えるのだから驚きだ。
 というわけで、噂に聞く田中義剛のかなり微妙なチョイ悪ファッションや、みうらじゅんが審査員を務めるらしいゆるキャラ選手権の存在(どうやって勝ち負けを決めるのか。かつてのフジの二十七時間テレビのマスコット大会みたいにスモウでもするのだろうか)など、なかなか充実した12チャンネルなのであった。