メガネ男子の本懐

 先週の土曜日、久々にメガネを新調した。どれくらい久々か日記を遡ってみたら、一昨年の七月(id:goldhead:20040718#p1)以来なのでびっくりした。自分としては、去年作ったくらいの気でいたのだ。まあ、安物の割にそれだけ気に入っていたということだろう。特に変哲のなハーフリムナイロールだけれども。
 で、次のメガネはどうしよう。今と同じ路線では面白くないし、今のも気に入ってるし、とりわけガタが来ているというわけでもない。そこで選択肢は二つ。一つ目はフレームを上から下に移し、アンダーハーフリム逆ナイロールのにするという案。アンタッチャブル柴田英嗣みたいな感じのやつだ。
 そして、もう一つが太いフレームに走ってみようかという案。メガネのフレームは上下に平べったく、フレームは細く細く、挙げ句にフチ無しという流行の変化を経てきたが、ここらあたりで逆行も起こっているようだ。ずいぶん人相が変わってしまう可能性もあり、ちょっとそこらが気になるところだが……。
 そんな思いを胸に足を向けたのは前回と同じ韓国メガネ屋。別に激安ならどこでもよかった(金がないからね)が、現行のに何の問題もなかったというところからのチョイスだ。それに、ブランドものだろうと何だろうと、フレームなんてのはどこ行ってもチャイナものだろうし。で、着いてみればちゃんと健在で、五千円、七千円、一万円の三段階プライスも前回のまま。で、五千円テーブルを眺めるに、太いフレームばかり。ハーフリムものは七千円クラスからになっているようだ。こうなったらもう、太フレームで行くしかない。
 それでもって、同行者とあれこれ試しつつ(遊ばれつつ)、結局シンプルな黒い太枠に落ち着いた。フレームがけっこう主張するので、色が派手では着る服も選ぼう。それでは面倒だ。しかしなんだ、選んでいる間に店員が寄ってくることはないから気楽。で、声かけたら「以前ここでお作りしたことがありますか?」と。「あります」と答えるとお名前を、と。で、小型のApple(前も見たような気がする)でなにやら検索。「度は前回と同じでいいですか」というので、「はい」。「レンズの種類も一緒でいいですか」というので、「はい」(厚さやUV加工を勧めようともしないのは、商売っけの無さか、俺の金の無さを見抜いてか)。それでもって、「では、三十分以内には」でお支払い。検眼も現在のレンズチェックもなし。思わず、これでいいのか? とか思ってしまう。
 でも、例によって上の階の雑貨屋でぶらぶらして戻ってくればちゃんとできあがってるのだから文句はない。同じところの同じレンズで、新しいレンズへの違和感も少ない。で、ちょっと調整してもらってまた装着、技師の女性(韓国の人)が「まつげがお長いのでついてしまいますね……」というが、まあ大した問題ではないので「まつげの方を切りますから」などといって引き渡し完了。
 あ、あと現行のメガネの調整もしてもらった。新しいメガネを作るとき、だいたいそれまでのメガネを調整してもらうわけになるのだが、そうすると旧メガネがばっちり復活して、新しいのいらねえやっていつも思うのは俺だけだろうか。
 まあ、そんなわけで太フレーム俺に生まれ変わった俺。だいたい俺は視力が悪いからメガネをかけるのであって、試着時の俺は薄ぼんやりした俺しか見えないわけで、俺が何かに映った俺を見て驚く俺になるのは俺しばらく掛かりそうな俺だ。周囲の感想は、「勉強ができる大学生みたい」、「今風のお笑い芸人みたい」、「普通の人っぽい」などであって、以前のメガネが遊び人風やうさんくさい人風と思われていたと発覚した次第。「真面目そうに見える」というのが作った理由だったのに……。
 それはともかく、今後は今風太フレーム人格を一から構成していこうと思う次第。とりあえず手持ちの服とピアスがあまり似合わないことにどう対処すべきか検討中。
 
メモ:現行メガネ一覧メモ(作った順)

  1. パソコン用:相当昔に作られた、はじめは日常生活用。和真で作ったのでそれなりのお値段。当時としては天地が狭いタイプだが、今では丸っこいと言われるかもしれない。外を歩くのには不安になるくらいのものだが、仕事中はずっとこれなので、かなり俺の顔を占有しているメガネと言える。
  2. 運転用:上記のパソコン用が日常生活用としてはくたびれ、なおかつ度が悪化したため、免許更新用に作成。これも和真だからけっこうなお値段。デザインははっきりってオッサン気味。で、度数はかなり強力でよく見えるのだが、見えすぎて疲れる。とてもじゃないがパソコンなどやっていられないし、日常も嫌だ。というわけで、これはほとんど封印状態であり、次の免許更新まで眠らせておく。
  3. ブルーフレーム:パソコン用と運転用が普段使うに苦しくなってきたので、メガネドラッグメガネスーパーで作った。夏だったので青いメタルなやつで、少々派手。この時はじめて度数を落として作成。何も度数を完全に補正するのがよいのではなく、あえて弱めに作るのもいい選択なのだと教わった。夏になったら使ってもいいかと休眠中。
  4. サングラス:何がきっかけだったか忘れたが、東海メガネ・コンタクト作ってみた(id:goldhead:20040712#p1、id:goldhead:20040713#p1)やつ。白フチにAgnes b.とか書いてあって、ブラウンのレンズで、正直なところチョイ不良よりもうちょっと人相が悪くなること請け合いの代物。夏にこれをかけてアロハ着てヤクザの事務所の前を通るのはなかなかスリリングな気持ちになれる。
  5. 上リム:上記の韓国メガネ一号。軽くてちゃちな質感だが、全く問題なく長く使えた。いや、これからも使うつもり。しかし、当初は今まで作ったメガネの中で破格の安さ、制作過程(検眼無し)で少々心配だった。が、メガネは値段でなく相性ではないかと思った次第である。
  6. 太フレーム:これが今のところ最新型。やはりフレームが太いと丈夫そうという安心感はある。レンズ表面積は狹めなので、多少フレームが視界に入るが、それはそれでメガネのビハインドザマスク感が味わえる。メガネほど簡単にがらっとペルソナを変えられるアイテムは少ないと思うのだが、メガネのない人は不便ではないのだろうか。