PRIDE31

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200602/26/index.html
 一週遅れの地上波をさらにビデオで録って見たのだから、どれだけ遅れているかわかりません。しかし、結果が薄ぼんやりしてくるあたりは、かえっていいと思えるくらいです。

  • セルゲイ・ハリトーノフvsアリスター・オーフレイム
    • 私は未知の魅力好きですから、ハリトーノフは相当好きなキャラです。なおかつ、軍人でロシアでコマンドサンボで、あの無機質的な強さ。正直、この試合結果を先に知ってずいぶんがっかりしたものです。が、しかし、試合を見てみて驚きました。とてもいい試合をしたものです、オーフレイム。グラウンドで上を取ると、後はのしかかったままガシガシと肘を脇腹にたたき込み、もう片方の手で相手顔面とのどに圧迫。その体勢でぐるぐる回りながら、ついには膝を顔面へ。下手に寝技合戦に持ち込まず(何せ相手は一発逆転のサブミッションがある)、ひたすら心を折るための打撃。実にあっぱれなのでした。一方、後から知った話ですが、ハリトーノフは冒頭で肩に大きなダメージを負っていたとのこと。それならばまだ幻想を持ち続けられる。両者とも今後が楽しみです。

カズさん、強いハート、強いファイター。PRIDE、無差別級チャンピオン、イクー!

 「イクー!」て。まあいいです。ジョシュは圧迫感もあったしスピードも切れていたように見えました。ところで今彼は、新日の中でどういう位置づけなんでしょうか。なんだか分からないけれど、応援したくなります。

  • マーク・ハントvs西島洋介
    • 西島洋介というか、西島洋介山というと、どうしても松本人志が「よーすけざん、よーすけざん」と繰り返す声が聞こえてきます。何らかのギャグだったのか、あるいは私が勝手に脳内で生成したものか今となってはわかりません(検索したらキャシィ塚本ネタだった)。そしてその洋介。今まで、元ボクサーがK-1に出てきては失望させられたものですが、洋介さんはちょっと違った。何か本気度というか、雰囲気があるように思える。そして、体格負けもしていない。もちろん、蹴りへの対応などはまだまだでしょうが、パンチをかわすテクニックなどはさすがと思わせる。……って、誉めすぎのような気がします。しかし、ハントは相手の良さを引き出す、ある意味天然のプロレス的才能があるようで、その勝負を見たのだから仕方ないところでしょう。とはいえ、途中、グラウンドの関節で決めに掛かって、なんだかうまくいかないと見るや、恐怖の両膝ドロップを炸裂させたのは怖くて良かった。最後の方のどつきあいもしびれましたし、いやはや、このハントのトップクラス相手の試合が早く見てみたい。もっとも、関節決められて秒殺なんてこともありそうですが、そこら辺はでたらめな何かで覆してほしい。うーん、PRIDEは贔屓にしたい選手が多くて困りものです。地上波放送もKと入れ替わって欲しいと思うくらいですが、そんな高望みはともかく、少なくとも地上波からは消えて欲しくないと願う昨今です。