トリビアの泉を見た

  • スペシャルだというのでなんとなく見ていた。大がかりな企画物ばかりで、「もうトリビアでもなんでもない」という意見もあるだろう。しかし、こういった企画も下手なフォーマットに乗せて散逸するよりは、ある程度安心できるこの形、すなわちタモリ高橋克実八嶋智人がいるフォーマットでいいじゃないかと思う。
  • 俺は猫の派であって犬とは相容れないが、さすがにこのシリーズの雑種は可愛くてならない。特に、エサを土の中に隠して、鼻面真っ黒にしたやつがよかった。一番アグレッシヴに泥棒に立ち向かったのはたった一歳の犬。逆に、世慣れていない分だけ緊張感があるのだろうか。老犬になると、「まあ、世の中そんなに悪い人間もいないしな」くらいの感じ。「これ、仕込みでしょ?」くらいの感じ。違うかもしれんが。
  • 猫の派なのでこういった猫実験はないかと考えてみたが、思いつかない。ドラ猫にお魚くわえさせるくらいしかないのだろうか。
  • 合わせ鏡は密教の呪術というような言葉があって、果たしてそうだったのか気になった。ちょっと調べてもいまいちわからない。華厳において互いに映し込み合う宝珠が無限に綾をなすところのインドラの網は合わせ鏡っぽいが、そういう話でもないだろう。
  • タイの罵り語、「水牛野郎」はよかった。いつか日本語で使ってみたいと思う。
  • 武田と上杉の子孫がオセロ対決。その内容自体はこのうえなく興味なく面白いとも思えないアイディアであったが、オセロのプロっぽい人が出てきて驚いた。というか、俺はオセロに連盟のようなものがあるとは思いもよらなかった。あらためて思い返してみるに、俺は小さい頃から「オセロは片が付いたもの」と思いこんできたのだ。なぜだろう。コンピュータに人間は絶対に勝てない、とも思いこんできたのだ。ゆえに、人間競技として片がついたものだと。決してそんなはずがないのは、自分が贔屓にしている将棋について述べたとおり(id:goldhead:20051015#p2)。
  • ちなみに、オセロにおいてコンピュータが絶対的優位に立ったのは九十年代後半とのこと(「コンピュータリバーシの歴史」http://dais.main.jp/reversi/history.html)で、俺の中で対人間優位説が築かれたファミコン時代とは一致しない。しかし、八十年代前半あたりでは、オセロ初心者や子供よりははるかに強いものだったようで、あるいはその辺を親あたりに教えられたのだろうか。
  • 肝心の日本オセロ連盟のサイトははこちら(http://www.othello.gr.jp/)。「オセロの歴史」などの熱いコンテンツを見ると、自分の無知を大いに恥じるところである。今後は機会あればオセロを打っていきたい……とは言えない。残念ながら、クソ弱いのであまり好きじゃないんだ。だから、勝手に片づけてしまった可能性も高いのでした、と。
  • ‘あのネズミ’ネタは、オーストリア人に通じるのだろうか。‘あのネズミ’が肖像権やら何やらにうるさすぎる(高すぎる)というネタは。日本では幼稚園の園児が描いたイラストを消させたって話(都市伝説)なんかが有名だけれど。そういえば昔、こち亀でもぎりぎりのところまで耳の輪郭を描くというネタをやっていたっけな(ネズミーランドとは別)。中川の財力でどうにもならないのだから、フジテレビも余計なことはしない。……とはいえ、声優を副音声で紹介する際にスネオやハイジもシルエットなわけで、まあ当たり前なんだけど、まあそれは別として。