楽天証券とウィキペディアとはてなと武者小路実篤のこと

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read?f=200608271933

テクノバーン】(8/27 19:33)楽天 (4755) の子会社の楽天証券がインターネットで広く普及している百科事典 「Wikipediaウィキペディア)」に掲載されている「楽天証券」の解説ページから自 社に関わる不利益な情報を再三に渡って削除していたことが26日、分かった。

 僕がウィキペディアを最初に知ったのはいつだったろうか。「誰でも編集できるって、それでやっていけるのか?」と思ったものだ。これが、案外やっていけているのだから、まあ、頭のいい人間の考えることというのはたいしたものだ。
 が、もちろんうまくいかない場合もたまにある。なにか事件があれば、収拾がつかなくなるようだ。でも、なんかストップして収拾つけるような仕組みもあるようだ。はっきり言ってウィキペディア界隈については無知だ。編集してやろうという気はまず起こらない。はてなキーワードだって一緒だ。今まで二、三度だけ誤字を修正したことがあるけれど、それだっておっかなびっくりだった。
 で、楽天の、というと語弊があるのか、楽天証券のしたことはどうか。根拠のない虚偽の内容や、中立性に欠ける印象や誹謗中傷なら堂々と消してもいいはずだ。が、しかし、今回は客観的事実消しているから、その点はアウトだな。でも、アウトといっても、消していいシステムなのもたしかで、ネットをやる人間のほとんどにとって消したい過去なんてものがあったら、文句は出てこないはずだ。
 が、そんなものはないわけで、おおかたの事柄についてはそれなりの内容を保てるわけだ。おおかた以外になってしまったものについてはどうしようもないかもしれない。ウィキペディアはみんなの力でますます充実していくかもしれないし、あてにはならないところもあるけれど、少しずつまともになっていくのかもしれない。僕もウィキペディアはてなキーワードを読んでますますかしこくなっていくのかもしれないし、少しはかしこくなったのかもしれない。みんながウィキペディアはてなキーワードを読んでますます賢くなっていき、ウィキペディアはてなキーワードはますます充実していくかもしれない。ますます人類は賢くなっていき、ウィキペディアはてなの仕組みを進化させていくのかもしれない。僕はますます賢くなりたいし、あてにはならないが充実したいと思っている。僕がますます賢くなることによっていつかはウィキペディアはてなに寄与することがあるかもしれないが、本当のところはわからない。われわれはみんな賢くなりたいと思っているし、充実したいと思っている。少しは賢くなって充実しているような気にはなっているが、本当のところはわからない。
 ……そうか、ウィキペディアはてな武者小路実篤だったんだ!