こちらは現代の南部武士……ではないが、お笑いに生きるもののふたちの話。
が、もう、食傷気味といえば食傷気味。俺がこの手の話を知ったのはいつかの虎の門(id:goldhead:20060218#p4)、いや、やりにげコージー(id:goldhead:20041028#p2……2004年とは!)だったけれど、あれから幾度見たことか。
でも、面白いんだよな。これこそ絶対にすべらない話だ。メンバーに麒麟の田村とメッセンジャー黒田押さえてるだけで確実だ。ダウンタウンの松本人志が面白いお笑い芸人の共通点の一つに挙げてたらしい(id:goldhead:20070123#p4)が、それにも納得だ。
それでもって、新顔と言ってはなんだけれど、中川家、それにスピードワゴン小沢。小沢の話は妙にリアルというか、クリスマス会の話など、まわりの猛者も納得していたものな。それにお葬式でごちそうが食える喜びは、完全に今の俺(id:goldhead:20041116#p2)そのものじゃないか。幸いにも最近鰻重を食っていない。
と、それでもって新機軸か金持ち芸人登場。しかし、これは余計だよな。単にむかついてくる。胸糞が悪い。たむけんのような気持ちになってくる。チャンネル変えようかと思ったわ。でも、お笑い芸人としての力を考えると、東貴博、中山功太、井戸田と並んでみれば、ビールケース側との力量差は歴然じゃあないか。とか思っても傷つかないのが金持ち。
って、まあ、もうビールケース側はビールケース側ではないんだよな。まったく。その可能性があるとすれば、ガリットチュウくらいじゃあないだろうか。いや、ガリットチュウの彼だって俺の年収などはるかにしのいでいるだろう。
そう考えてくると、シーチキンとキャベツの料理とか見てもむかついてくるな。シーチキンのどこが低価格なのか。同じ金出すんなら、豚肉の方がたくさん買えるぞ。おかず一つで254円は高級だろう。それに、すいとん団子だってお湯湧かすコストが馬鹿にならない。どういうつもりだ。
……などという俺も、実家が無くなって一家離散したころに比べたらちょっとは持ち直してはいる。上を見ればきりがないし、下を見てもきりがない。流転もする。ただし、差はある。もっとも、今後どうあっても、俺が俺の生まれたときのプラスには至ることはない。だんだん減っていく、すり減っていく、減少していく。白く冷たくなっていく。それが世界の運行だよ。うんこの神様違うよ。