KEIBA02を買った

http://www.keiba02.com/
 コンビニでなんか並んでた。手にとって開く。なんか上品な競馬本。日本ダービーに特化しているよう。パラパラめくってみる。付録はDVD、日本ダービー20年分。いったん棚に戻す。価格は780円。腕組みして一息。「日本ダービー1つにつき、78円の半分(←暗算不能)か……。俺って競馬のDVDとかろくに持ってないよな」などと思う。買ってしまった。
 冒頭にどーんと武豊先生ダービーを語る(聞き手は坂井千明)、これも気になった。なにせ、アドマイヤオーラタスカータソルテのニュースがあったばかり。で、最後の方に今年の話題になってたんだけど、いや、これが驚いたことに、「アドマイヤオーラに乗る」という雰囲気無し。かといって、別の馬に乗るともなし。「―今年の出走予定馬の中にも騎乗経験がある馬が多いですが」って程度の触れ方。そりゃ、さまざまなお手馬を抱える武だけに、そういう配慮はあるだろう。あるだろうけれど、日本ダービー直前乗り代わりは、あんまり想定しないケースではないだろうか。それがこれだ。日記(http://take.nifty.com/diary/main.html)によれば5月15日にあっけなく、唐突にということだが、武豊側には予兆というか、そういう話もあったんじゃないだろうか。少なくとも、この本が制作されるころ、ダービー一週間前よりさらに前に。
 と、今年の話ばかりになってしまうが、武豊自らのダービー回顧も興味深かった。武豊本はもちろん、ここんところずっと競馬関係の本なんぞ買っていなかったし、なんか新鮮だったのだな。「ほう、このダービーをやり直したいんか」など。
 それでもって、地味ながら面白かったのは‘ホースマン100人に聞く「あなたにとってダービーとは?」’だろか。なんか、それを聞くのは残酷ではってジョッキーなんかに聞いていたりね。それで思ったのは、印象に残る騎手、馬で大西直宏サニーブライアンを挙げる人の多さ。俺はサニーの皐月で五万馬券獲ったことを墓場まで持っていくつもりで、ダービーももちろんサニブー(久々に思い出した略称)。それはともかく、大西直宏がダービーを勝つ、ということに、若手や中堅が特別な思いを抱くのか、とか思ったり。それだけに、特集の方でこのコンビが無かったのは残念だな。
 その特集、ダービーで燃え尽きた馬の方が多い。昨日の藤沢和雄の話(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20070516#p2)でいけば、一生より一勝。しかし「ダービーが競馬」という価値観からすれば、それこそが一生。俺は正直、ミホノブルボン戸山為夫の方にぐっとくる。かといって、藤沢流が悪いとも思えない。それらが戦うのがいいのだろう。「世界一負けず嫌い」という藤沢ならば、自らのやり方でやがてダービーを獲るやもしれん。
 えーと、あと、付録のDVD。ALL PLAYが付いていないのは欠陥だと思った(PS2だからか?)。一レース見終わるごとに、インデックスに戻るんじゃやってられない。やってられないと言いつつ、古い方からほとんど見てしまった。ザゴールドの捲りも確認できて満足。俺の中でダービーの中のアピールといえばあれ。でも、冒頭の武と坂井の話を読むと、あれも単なるテレビ馬行為とは思えなくなったけどな。なんか俺は今年、ダービーへのモチベーションが高いぞ。この雑誌代くらいは回収してやるぜ。