亀田処分

http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/071015/mrt0710151639005-n1.htm

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで亀田大毅(協栄)が反則を繰り返した問題で、ジム経営者らで組織する東日本ボクシング協会大橋秀行会長)は15日、理事会を開き、大毅に対して12回の反則行為で「期限付きのライセンス停止処分」、史郎トレーナーに対して11回に反則指示の言動が認められたとして「無期限のライセンス停止以上の処分」、兄の興毅に対して「期限付きのライセンス停止処分」を下すよう、それぞれ日本ボクシングコミッションJBC)=安河内剛事務局長=に要請することを決めた。

 まだこれからJBCの、JBCっていうと、どうしても俺、頭ん中で「JBCクラシック」とか、そっちの方の単語の印象が強くて、ブルーコンコルドは三階級制覇できんのかなとか、どうも話がそれてしまうんだけど、まあそのJBCの刑期判定って、刑期じゃないけど、まだ正式処分が出る前なんだけど、もうメモしておこう。
 というか、まだメモしていなかったことだけど、「反則指示の言動」ってさ。金曜日にメモした段階ではまだ知らなかったんだけどさ、「キンタマ打ったらええねん」、「ヒジでエエから目に入れろ」、「目だ、目を狙えー」、「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディ」ってさ、いや、後ろの二つは関係ないけどさ、三原じゅん子は何ガリ君?
 まあ、また話がそれたけどさ、これさ、これには結構ショックだったね。おかしな話だけど、まあ、金曜に書いた通り、長男の亀田興毅にはさ、どっかしらボクシングへの姿勢があるんじゃねえかって、そんな風に思ってたところがあるわけよ。汗顔の至りでございますよ。思いっきり自分の意志で、当たり前のように言ってるやん、長男。こりゃあもう、ちょっと、更生、甦ると書いて更生は無理じゃねえのって思っちゃうわけよ。
 だってさ、あの親父はあれじゃん、ボクサー未満なわけじゃん。リングに立ってないわけじゃん。プラカルン・ツインズジム以下なわけじゃん。でもさ、長男はデンナロン・シスソバとかと激闘を繰り広げてきたプロボクサーなわけじゃん。かなり不透明ではあるけれども、一時はチャンピオンまでになった人間なわけじゃん。一応はリングに立ってどつきあいをしてきた人間じゃん。それがさ、ああも平気で反則指示を口にできるメンタリティ。もう、救いようがないよね。俺、お釈迦様でもねえけどさ、まださ、試合中のローブローはさ、故意にしたって戦いの中でのとっさの故意ってミリ単位のイクスキューズも存在し得ないことはないと思うんよ。それも許されることじゃあないけれど、このさ、日ごろから、リングの外から戦ってる者に言えてしまうメンタリティに比べたらさって。けど、実際にはこうなわけじゃん。もう、ローブロー天国なわけじゃん。ロブロって昔ヤクルトにいたよね。弟もくそったれだったけど、もう、なんかそれ以上にこの兄貴には呆れる。
 なんか俺、ボクサーに対して、リングに立つもの対して、夢見すぎなんかな。だってもう、亀田がくそったれだってのはわかってたことなのにな。不思議だな、まだまださらに呆れる、さらに頭に来る、そういう領域が残っていたんだなって。
 つーわけで、処分、処分、俺は親父さえとりあえず消えればって思ってたところもあったんだけど、もう一家追放でいいんじゃねえのってくらいの気分よ。ああ、でもさ、やっぱりボクシングが、あえて名づければ正義が勝つには、この、この亀田ですら救う、改心させる、食えるものにして取り込むところにあるって、まだどっかで思ってて、俺の慈悲の深さは五臓六腑に染みわたるで。