『ガンダム00』、そして『電脳コイル』

 この週末は何週間ぶりか、外に出ずに過ごした。土曜の夕方は忘れずにテレビの前にいた。『電脳コイル』が目的だったが、その前に『ガンダム00』を見た。せっかくなので、ガンダムだし。
 それでガンダム、俺はようアニメを見ない人間で、こないだ攻殻機動隊S.A.C.のダイジェスト版三本と、昨日『アニマトリックス』見たばかりで、何か大幅にテレビアニメに対してずれた期待をしているのかもしらん。しかし、夢中になった『天元突破グレンラガン』、時間帯は違えども週一本の子供向けアニメじゃなかろうか、とか思う。本当にアニメの向こう側のことについて知らないのでずれたことを言ってるのかもしれないが、いや、やっぱりなんか、ぶっちゃけて、なんとなくこれでいいのか? ショボくねえのかって、正直、そんな風に思ってしまった。たぶん、ナントカ厨っぽい見方、感想なんだろうけど、まあ、いい年こいたオッサンだけども。
 その、なんだ、W以降か、美男子、美少女ばかり出てきて、ガンダムばかりになったのは、SEEDはまったく知らないが、それはもう、そうでなくては人気が出ないとかいうことなのかもしらん。なんかみんなわかったようなキャラなのもしゃあないのかもしらん。リュウ・ホセイとか出てくるのは、邪魔なのかもしらん。それで、渋いオッサン軍人一人あてがっておけばいいだろ? みたいな。いや、オッサンかっこいいし、銀髮強化人間少女いいし、あのモビルスーツかっこよかったけどさ(足の突起物がとくに)。まあ、それはもうそれでいいよ。それにさ、初代ガンダムだってスーパーロボットだ。超無敵俺のガンダム、その辺はいいや。それに、いきなりなんか苦しみ出すあたりの邪鬼眼(だっけ?)っぷりとか、その辺もいいよ。
 で、実になんともその、ようわからん領域だからなんなんだけど、なんかその、俺が引っかかったのは作画とか、動画とか、その絵、アニメ、目に見えるそのへんのこと、演出か? いや、昔のガンダムがその当時最高の絵で抜群に動いてたとか、たぶんそういうことはないと思う。なんかアニメ映画級のそこまでやれって、そこまでの意味ではなく……、なんかその、もうちょっと、その、ストーリーとかキャラとか、そういうの知らなくてもいいから、見ててなんかスゲーっていうか、とっかかりの、そういう魅力みたいなの、感じられなかったなぁって。もうちょっとあってもいいんじゃねえかって。別に昔のガンダムと比較するわけじゃなくてさ。
 いや、そのさ、たまたま見た回だけなのかもしれないが、重力に引き込まれる落下物どうにかするとか、地上から衛星軌道上をピンポイント超狙撃するとか、見せ場なんだから、ストーリーとかキャラとかわかんなくてもさ、なんかスゲーって、そういうところがあってもいいんじゃってさ。ザンネックがどんなんだったとか覚えてないけどさ、ともかくこのシーンとしてさ。それでさ、避難者がいきなり宇宙服着てたり、狙撃前に両ブロックから人がいなくなったのをどうやって確認したのかとかさ、そういうところもさ、ほんのちょっと一場面、どうにか、それだけでもなんか、「ありえねー」ことのカッコがつくのかもしらんとかさ(近くの衛星をハッキングすれば雲とか邪魔になっても大丈夫! ……ってもっと厨な設定考えついた!)。
 やっぱその、ガンダムガンダムいうたら、ネームヴァリューやないですか。アニメの代表みたいな顔してても、まあいいかなってもんじゃないですか。なんかもっと、作り込まれたガンダム見てみたい。それとも、サザエさんとかドラえもんみたいなもんで、あんまり派手に変なことするなよ、みたいなのでもあるんかいな? それとも、なんか逆に、ガンダムってあんまりお金と時間かけて作られないもんなんだろうか?
 とか、なんかすげえずれてることなのかもしらんが、その後に『電脳コイル』の総集編(先週から見始めた人間が見たところで焼け石に水だが)見たりして、やっぱりそう思ったのでメモした。なんかこう、その、さあって。で、コイルどうしようね。面白そうなんだけど、この先、もうクライマックスっていうじゃない、なんかもったいないかな。一から観られる機会を待つかな。