「妻がなまはげに胸を触られた」

goldhead2008-01-12

秋田県男鹿市の旅館で昨年の大みそか、大浴場に「なまはげ」が侵入し、女性数人の体を触っていたことが分かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000033-mai-soci

 好きです、このニュース。バカです。光景を想像すると……現実はあまり面白くないかもしれない。しかし、言葉の上ではなんともいえない妙味がある。フィクション的。こち亀的、ドリフ的。今年の十大ニュースに入れたい。
 しかし何より、寝取られ病の俺は次の一節にしびれる。

「妻がなまはげに胸を触られた」

 「今週、妻が浮気します」どころではない。「妻がなまはげに胸を触られた」のだ。これにはかなわん。なまはげに愛する妻の胸をもてあそばれてしまうも、なまはげの前に何もできない無力感……。なまはげが去ったあとの冷えた空気。「大丈夫、あたしはなんともないから……」となぐさめる妻。しかし、失墜してしまった自分の立場に黒く沈む男。目をつぶれば浮かんでくる、あの悪夢。片手に出刃庖丁を持ち、もう一つの手が雄々しく愛妻のふくらみをもみしだく……、勝ち誇り、自分を見下すなまはげの表情……、そして、そのときの妻の顔は……苦悶……、そして悦楽、歓喜? 自分とのまぐわいでは見せたことのない顔ではなかったか……いや、だめだ、だめだ。何かしなくては! 頭が狂いそうだ! ……、そして男は受話器を握り、男鹿市の観光課にダイヤルする。「もしもし、妻がなまはげに胸を触られたのですが」
 ……うーむ、日本再発見。俺も今年は秋田を目指そうと思う。好きな女と秋田に行こうと思う。なまはげにもてあそばせようと思う。悪い子はいねが? 悪い子はいないが、変態ならここにいる!