墓場鬼太郎を見たこと

フジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」で13日深夜に放送された「墓場鬼太郎」第11話の視聴率が5.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得、 07年1月放送の「のだめカンタービレ」(第2話)の5.5%を抜き、同枠の新記録となったことが14日、明らかになった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000016-maiall-ent

 昨日、はじめて、たまたま見た。たぶん、俺のように、たまたまはじめて見る人が多い日だったのかもしれない。この回は、水木しげる先生登場で、『昭和史』でもそうだったけれど、作中の水木先生は両腕あるのであった。『昭和史』でも、などと言ったが、だいたい俺は、鬼太郎その他について、漫画で読んだことなどなく、俺にとって水木漫画というと、『昭和史』だけなのだけれど、『昭和史』だけ、というにはあまりにも大きな存在なのである。
 それはともかく、この貸本劇画のアニメ化も、なかなかに贅沢なやり方、冴えたやり方のように思えて、昨日の『立喰師列伝』じゃあないが、文章や漫画を動かす方法もまだまだいろいろ可能性がありそうであって、みだりにメディア展開すると原作ファンが悲しむ部分もあるが、飽くなきチャレンジの中から面白い芽も出てくるやもしれず、たとえば、鬼太郎がハリウッドでハビエル・バルデム主演で映画化、などといっても、永遠にそれ以降、鬼太郎を動画化できない、などという契約でないかぎりは、なんであっても賛成してみるのがいいのかもしれない、などと思うが、どうだろう。見たくないドラゴンボールガンダム、二重顎のシャー、見たくなければ、スルーせよ。