『RD 潜脳調査室』

 昨夜の帰りは零時を回っていたくらいでした。簡単な晩ご飯を済ませて、本を読み始めました。テレビはオン、サウンドはミュート。すると、画面の方にただならぬアニメの雰囲気を感じたのでした。テレビブロスを引き寄せて開けば、新番組とあります。時計、非常に正確なはずの電波時計を見ると、開始後一分から二分。せっかくなので見ることにしました。『RD潜脳調査室』というタイトルからすると、グレッグ・ベアの『女王天使』みたいなものでしょうか。あまり安っぽい感じはしない画面ではありません。そういえば、ネットのどこかでGONZOとか何かが新しいアニメをやるとかやらないとか見たような覚えもあります。
 話の方は、どうやらSFテイストのようです。最初潜っていたり、浮上したりしていて、オーシャンエイプス的ななにかかとも思ったのですが、違うよう。腕にワイヤがからんで、きゅっぶりんぐわっしゃとなってちょっとグロい感じもあって、この時間帯向けといったところでしょうか。まあ、よくわからないのですが、何かがあって箱船崩壊といった具合。いや、箱船って映画『機動警察パトレイバー2 the movie』のあれっぽいと思っただけなのですけれど。
 それから時は経ち……って、ちょっとついていけなかったので、さては冒頭一分見逃したのが大きかったかと思ったものですが、やはりそれはないでしょう。まあ、見ていればわかるんじゃ。そして、このアニメの私にとっての最大のインパクトが登場します。なんですかこのムチムチなのは。太ももは。はっきりいってアニメのことには詳しくありませんが、この造形が今風のアニメ絵テイストではないように思えます。何らかの強い意志、フェティシズムが感じられました。あなどれないアニメなのかも。
 ……と、思っていると攻殻機動隊と似たテイストで「電脳」などという言葉が飛び交って、スタッフロールになると「士郎正宗」、「Production I.G」などとあって、あれー、これ、そうだったのー、みたいな。つーか、ぜんぜんわからなかった。知れば納得。いや、気づけよ。つーことは、『攻殻機動隊』や『アップルシード』、『ドミニオン』、あるいは『仙術超攻殻オリオン』などと一続きの世界なんでしょうか。
 まあ、いずれにせよ、軽く士郎正宗好き、サイバーパンク好きで、なんかアニメ見たい気分もあって、できれば見つづけたいものだけれど、生活時間に取り入れられるかな。まあ、覚えていたら来週も見ましょう。
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 公式サイトの最初のFLASHなんだけれども、”メタル”とか、”電脳ダイバー”とかどうにかしてもらいたい。“メタル”だろ、“電脳ダイバー”だろ。間違っても」メタル」って表記にならないように(間違ったらなるわけだけど)、括弧はちゃんと対応させようよ。