『RD 潜脳調査室』第二話「少女」

goldhead2008-04-16

 思えば先週は14型ブラウン管で見ていたわけだけれど、もう今や、連ドラ予約で勝手に32型デジタルテレビが内蔵ハードディスクに撮ってくれるんだから、どんだけすげーんだよ科学技術って思うわー。でも、なんだか夜更かしでそのまま見ちゃおうって思ってさー、開始前に他の局つらつら見てたらさー、埼玉テレビだったかで大日本プロレス中継やってんの、大日本よ、動くの見るはじめてだわー。それでさー、会場真っ暗でさー、リングの上の蛍光灯だけ光ってて、お得意の蛍光灯デスマッチってやつでさー、結局その蛍光灯パーンってなって、真っ暗よ真っ暗。真っ暗の中で、ときたまカメラのフラッシュだけ光ってさ、実況が「ここで立たせるのかー!?」とか言ってんだけど、よくわかんねーの。で、試合が終わってさ、血まみれのレスラー二人、和解なのか健闘をたたえ合うのか握手して抱きあってさ、それでもうキラキラ光ってんのが汗や涙じゃなくて、身体にくっついた蛍光管の破片でさ、どんだけおもしれーんだよ世界って思った。
 そうそう、話は潜脳調査室だった。この日調査室の面々が潜脳したのは暗殺された大統領でさ、最後にちぎった写真がポイントになると思うんだけどさ、写真ってそんなに簡単に破れるもんなんだっけって気になっちゃってさー、ひょっとしたら普通紙のプリントアウトなのかもしれないけど、そこんところに重大なトリックがあるんじゃないかってさー。ぶっちゃけ、俺の予想では、あれはもう切腹だね、切腹して果てたね。それで結局、ジルが介錯人じゃねーの、みたいな展開になると思うんだけど、皇帝がそう簡単に死ぬのかどうかってもあやしいところでさ、気づいてみたら老人になってて、あれーウラシマじゃんみたいな、そういうパターンだと思うわけ。
 ってことは、おばあちゃんはアボリジニーっぽいのかなとか、違うのかなとか思ったりしてさー。あの地図だと日本とオーストラリアの位置が変って思ったけど、まあ精確な地図じゃあねえわけだけれど。それで、キーとなるのはミナモの両親、とくにお母さんは波留の若い頃と……って、それじゃあ年齢あわねえじゃん、あの写真、あれ、勘違いだったかな。でもさ、いくら同い年といっても石井琢朗の方がプロ入りはずっと早いしさ、ひょっとしたら石井も義体化してるかもしれないし、そこんところの断定は難しいんじゃねえのって思うわけ。
 まあ、そんな感じでさー、第一話までの流れをミナモ側から描いてみましたって前半、そしてダイヴと事件解決の後半になるわけー。そう、ダイブシーンってのが見どころなんだろうなー。サイバースペースへの没入(ジャックイン、と読む)を、ダイビングにたとえた表現。まー、こういう感じなんだろーかなーってところ。俺としては漫画『攻殻機動隊』の二卷のああいう感じ、映画『イノセンス』で中国語と「デコイ、デコイ」言ってる感じがよかったんだけどー、まあ今回はこれに大きな意味があるんだろーなーって。士郎正宗ワールドといっても、漫画本の方を一通り読んだくらいだけど、海や地球や生命の方ってなると、なーんかそれなりに蘊蓄たれてたような気もしてさー。なーんだっけね。やっぱこの世界の異変、九頭炉の復活? 違うか。
 つーかさー、なーんかグダグダ書いてしまうのも、なんというか、意識を律さなければ、こう、ムチムチについてムチムチ書き連ねることになるってことをわかってほしい。すごいね、なんか癖になるね、ムチムチなの。漫画界における士郎正宗の意味とか、アニメ史におけるProduction I.G.の位置づけとかは知らないけど、少なくともムチムチのくさびをムチムチと打ち込んだことは確実なんじゃないだろうかと思う。波留さんも目が醒めてムチムチしていたから、これはおかしいって思ったに違いないと思う。とりあえずムチムチでパンツ見せとけってのは、どっかしら士郎正宗テイストとして正しいような気もするし、あるいは肥大するエントロピーと人類についての象徴かもしれないし、さっきから士郎正宗言ってるけど、この作品にどこまで関わってるのか知るよしもなく、あるいは監督とかそのあたりの人の意思なのかもしれないが、終わってみたらすっかりムチムチに洗脳されているとか、そういった危機感を持つべきだと思った。

関連______________________
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