横浜公園〜シルクセンター

横浜公園

 さまざまな出店など出てけっこうな賑わいを見せる、横浜公園の何かの祭りへ。また今年もペルー民芸品でも買おうと思ったのだ。
 ……が、いなかった。ペルーどころか、いつも出店している下着や靴下の直販などもなく、またたこ焼きなどの食べ物関係もない。さまざまな植物愛好家グループによる展示や直販には大興奮だったが、少し寂しかった。
 ……が、これは勘違い。今回行ったのはチューリップまつり。

 ペルーの方は、「開港まつり」(だかなんだか)なのである。

 「商売色強いのはやめちゃったんだろうか」などという疑念は大勘違いということであった。結局、帰りにまた立ち寄って、長生蘭の‘銀河’なる小さな買い物をした。いつか苔玉山野草、盆栽、そんな夢が広がる。今がかわいい盛りの、実生のカエデの生長を見守ろう。

シルクミュージアム「アロハ・デザイン展」

 だいたい俺のアロハシャツ好きはかなりのもので、美術展などに行って最大の誉め言葉に近いのが「この絵、このままアロハシャツにしたい」であって、そのアロハシャツ自体の催しなら押さえておくところなのである。そして、アロハシャツ好きといっても、コレクターでもマニアでもないわけであって、何の知識もないところであって、勉強になった。その上、たいへんにアロハ欲を刺激された。なにか高い買い物をしてしまうかも……。と、思いきや、出口のところで売ってるのか売ってないのかわからないような感じで吊されており、値段は一万円程度で危ういところだが、展示されていた中にいくつもあった、「これは!」というやつはなく、助かった次第である。まあ、「これは!」ってやつはレプリカといえどももっと高いのか、レプリカもないのだろう。

スカンディヤ

 シルクセンターの向かいのところで確固たる存在を主張する北欧レストラン。風景を形作っている。一度入ってみたかったところ。ランチ1,300円。少し遅い時間だったが、入ってみると、店内は混んでいる。カウンターに通される。バーのカウンターだからか、北欧人仕様のせいなのかわからないが、やけに台が高く感じられ、子どもになった気分。食べやすいとはいえない。カレーとハッシュドビーフはオーダーストップです。じゃあ、ノルウェー家庭風のコロッケ風で、と、出てきたのがでかいコロッケ三つにつけあわせ、ピラフ。揚げたてコロッケ風はポテト、ポテトなのは当たり前だが、残りの二つがポークとエビであってそれぞれメンチカツとエビフィレオ状態であって、ゆえにコロッケ風なのである。これが熱々で美味。さらに付け合わせの温野菜、ニンジンとブロッコリがやけに美味しい。あと、紫色のザウアークラウト的な甘酸っぱい何か。ここらあたりに、きちんと夜のコースを楽しめるレストランの本領が伺えしれよう(ちゃんとレストランでコースなど食ったことないから知らないが)。今回は連れの人ともどもノルウェー風にしてしまい、また、カウンターの横のおばさん二人連れもノルウェーであって、他の何かはうかがい知れなかったが、いつか機会があればとも思うけれども、ほかにも気になる店はある(「いちょう」など)ので、いつかのことだろう。