『RD 潜脳調査室』第三話「リダイヴ」

 胸を剣で貫かれた大統領。彼が最後に見る夢。許されざる愛、末期を賭けた秘め事。調査室の面々にはどうすることもできない。地球律が世を動かす。しかし、安心と安全を心得た王は目をさます。その目は再び若き美少年を追う。
 角材がタシロ・ヴァゴの身を滅し、女王の亡骸が我が身を焼き払えと言う。エンジェル・ハイロゥの前にアンダーデコイなど玩具でしかない。ダイバーはブラックアウトする。おかしいですよ、姉さん、姉さん! 姉さんはなんでそんなにムチムチなんだ!
 そんなムチムチに絶望した久島が義体化したのは当然であろう。久島の機械の表情がたまらない。だから、義体の方は瞬きしないのかと瞬きしないで見ていたら、するようである。義体化しても電脳化せず、もしくは、電脳化しても義体化せず。波留が義体でないと信じ込んでいいものだろうか。パッカーンとなって生死去来/棚頭傀儡……が踊り出す可能性は否めない。本体はホロン。というか、あのメタルなる電脳世界がいまいち見えてこない。まだ、ディズニーランドのアトラクションのようにしか見えない。人々が住む仮想のネットワークの、海。まあ、おいおい実像は見えてこよう。でも、まだよくわかんない。あと、一番むちむちな同級生も、割れて中から本体が出てきたりするかもしれない。案外ドルアーガは面白い。秘密の方は、どこかしらその手のストーリーの甘さがあるけど、甘さもまたスウィート。久々に見たVガンダムは、皆殺し一秒前といったところで困惑する。やはり、大きな敵の姿がなければ軸がない。地球律、ではあまりに曖昧だが。電脳の海にたゆたい、構成された地球の意識? みたいなのでは、どうにも。しかし、果たして。
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 ……あと、再放送なのかな、フタコイオルタナティヴ(なんか悪夢的でよかった)というのと、精霊の守り人(石で側頭部ごっちーんってやってあっさり殺しちゃうところがよかった)というのと、えーと、いろいろ見た。ただ、なんだか、アニメばかり見ていると、今度は「日曜日の夕暮れ」的な悲しさが襲ってきて、これも精神衛生上よくないと思った。