山本モナを巡る東スポと世界の苦悩について

goldhead2008-07-11

 昨夜の帰り道、俺は思わず東スポを買った。普段は競馬のためにしか買わないのに、だ。「いったい東スポ山本モナをどんな風に料理しているのか」という下世話な関心に他ならない。
 して、その結果どうだったか。結論から言えば「モナのための、ただ一枚の盾になる」というような一面の内容。「ああ見えて身持ちは固い」(関係者談)、「実は男性経験三人」(関係者談)とか、いかにも援護射撃。これはなぜか。

不倫騒動モナ謹慎、たけしの顔に泥塗った

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000006-nks-ent

 おそらく、東スポビートたけしの蜜月。これだろうか。むろん、たけし自身が東スポの連載で何を言うかは別だが、紙面で下手にオフィス北野のタレントをけなせない、そんな配慮が働いたのではないか。新聞については、「インテリが作り、ヤクザが売る」などと言われるが、東スポとてバカをやっているようで高学歴のインテリが作っている。理の新聞だ。狂犬の日刊ゲンダイとは違う。いや、ゲンダイもあの団体の広告を載せるようになって、牙なんてどこにも無くなっちまったよ……。
 というわけで、やや東スポに失望したところであったが、今日の記事はなかなかよかった。一面で話題の9,800円ラブホの部屋の写真やその間取り図の紹介。あれ、想像よりいい部屋じゃないのか。リーズナブルだ。そして、嘘か真か(などと東スポについて断る必要があるのかどうか)野球関係者のコメント。王貞治の「せめて、もうちょっと(料金の)高いところ(ホテル)に入らないといけないよ」という王者の風だとか、野村克也の「二岡っていつも黙っている感じの選手だったよな。ああいうのはスケベなんだよな」というID人間観察だとか、広島ナインのしょうもない嘆きだとか、ナベツネのバッサリだとか、まあそのあたりは紙面で確認されたし。
 で、その上に書かれていたのが「二岡、日ハムへトレード」という記事。北海道日本ハムファンは怒っていいと思うが、まあ自由な雰囲気と言われればそうなのかもしらんとも思わないでもないがアッー。うーむ、しかし、こういう場合のチーム内での空気ってのはどうなんだろうね。ファームの後輩たちも「ウヒョー、二岡センパイ、ヤッたんすか? モナっした?」とか聞ける感じでもねえだろうし……。
 いや、しかし、こういう話題おもしろくてしょうがないや。いいじゃないか、もっと騷げ。いいか、モナも二岡智宏も、もっとやるんだ、やってやってやりまくれ、マスコミも書いて書いて書きまくれ。わかるか、他人のセックスは実在するんだ。恥部をえぐれ、えぐりだして下世話な関心に水をやれ。水のしみ込んだ肥沃な土が種を芽吹かせ、芽吹いた苗はやがて大木へと育つ。青々と繁った葉は二酸化炭素を吸い、酸素を吐き出す。わかるか? 俺が言いたいのは、心の温暖化対策が必要だということだ。心を話し合わなくて、何を話し合えというんだ。だから今すぐサミットを再開しろ。モナと二岡がやったのかやらなかったのか徹夜で話し合え。話し合うだけだ、肉体関係はなかったと言え。わかるか、世界のバランスが崩れ、人々の頭はおかしくなっているんだ。間違っているのは世界でない、俺の方だ。お前に言われんでもわかっとる、わかっとるんじゃ……。