また、十月か。

 帳尻あわせみたいに急に寒くなって十月になりました。秋というやつです。秋になると、少し田村隆一的気分になります。

十月はわたしの帝国だ
わたしのやさしい手は失われるものを支配する
わたしのちいさな瞳は消えさるものを監視する
わたしのやわらかい耳は死にゆくものの沈黙を聴く

http://www.eonet.ne.jp/~mansonge/trp/014.html

 文字通り「十月の詩」を思いうかべるのもいいですし、「腐刻画」でも、「西武園所感」でも、「開善寺の夕暮れ」でもいいでしょう。
 ……と、私、前もこんなこと書いたような気がする。

 3年前の10月1日だ。なんということだろう、ほとんど同じことを打っている。これはすばらしい。私は私を自動化するために日記を書いているんだ。わかるだろうか? だからこれは、とてもよい兆候なのだ。まったく。