緒形拳の訃報に驚く

俳優緒形拳(おがた・けん=本名・緒形明伸)さんが5日夜、急死していたことが6日、分かった。71歳だった。死因などは不明。数年前からがんを患っていたとの情報もある。

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20081007-416579.html

 これには驚く。つい最近まで、あんなにかっこよかったじゃないか。びっくりした。緒形拳の訃報とは。緒形拳といえば、テレビで見ていてもなんか特別な感じがしたぜ。そういう役者の一人だったと思う。緒方拳が出ていると、それだけでそのドラマが本格的なものに見えた。重みがある。「緒形拳が出ているなら」と、そういう説得力のある人じゃなかったかと、そう思う。
 ……が、俺はどれだけ緒形拳を見ていたのか。ウィキペディアなどで出演歴を見てみると……。『おろしや国酔夢譚』。これは見た。というか、学校の授業で見た。学校の理事長が作った映画だったから。衝撃のキスシーン。いや、むしろテレビかな。テレビだ。いくつかの大河ドラマや、ほら、『ナニワ金融道』の社長、あれはよかった。そしてほら、「私を楽しむ。それが競馬」、JRAの古き良きCM。そうそう、それに地球系ドキュメンタリ。世界のどこ歩いていても、絵になる。
 というわけで、ともかく驚いた。こんなにかっこいい大人になりたい。そう思わせる人、重み、説得力。残念、無念、緒形拳。合掌。

※翌日修正:本文中全部「緒方拳」になっていたのを謹んでお詫びします。