薬品名の誤認による医療事故を防ぐための冴えたやり方を考える

誤って筋弛緩剤投与、患者死亡 徳島・鳴門の病院

http://www.asahi.com/national/update/1119/OSK200811190092.html

 抗炎症剤「サクシゾン」と筋弛緩剤「サクシン」の取り違えによる不幸な事故である。いつ、我が身に起こるかわかりはしない。サクシゾンサクシンでは、マーティン・ブランドルとマーク・ブランデルくらい違うのだ。いや、そのたとえはどうだろうか。
 あくまで素人考えだが、名称に問題はないのか。サクシゾンリア・ディゾンみたいだし、サクシンではタクシン首相かと思う。どんな効果かわからない。電撃妊娠薬だったり、亡命薬だったりするのか。それでそれでそれぞれの字面が似ていては文字通りの致命傷を巻き起こしかねない。この病院でも、似た名前は排除という工夫を行っていたようだが、根本で対処しきれない。
 ここは、wikipedia:小林製薬を見習うべきではないのか。キズアワワ、サカムケア、セキピタン、カゼピタン、イララック、シビラック……。なんとなく効果がわかるじゃあないですか。筋弛緩剤であれば「ニクダラーリ」とか、「キンユルーリ」とかつければいい。抗炎症剤の副腎皮質ホルモンなら、……えーと、うーん、『ドロドロ開発』で煮詰めて考え出せばよろしい。『社長ホメホメメール』をもらえるかもしれない(すごいな小林製薬)。
 ……などと書き流した上で言うが、正直すみませんでした。ケータイでチラッと記事を数行読んで思いついたことなのだろうけど、ちゃんと読めば単に名称が似ているばかりが原因ではない。また、われわれ素人にはわかりにくいが、処方薬にも命名ルール的なものがあるやもしらん。サクシゾンサクシンが有効成分や薬効を想起させるに十分の名前かもしらん。それにだいたい、わざわざ医者に行って「カゼナオール」を処方されて風邪が治るものだろうか。……などとまた少し逸脱してしまった。死亡事故に言及するのに不謹慎でした。ただ、半分くらいは本気だったりもしたのでした。以上。
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 筋弛緩剤について。筋弛緩剤というと、例の冤罪疑惑のある事件や安楽死問題などと絡んで、どこかしら死の薬というイメージがある。というか、そういうイメージしかない。どのようなことに使われるかというと、電パチの後などに使われることもあるらしい。