風のガーデン最終回

M-1グランプリのあとに何だけれども忘れないうちにメモ。
緒方拳のドラマだった。いや、中井貴一黒木メイサもよかった、キャストはみなよかった。

しかし、話が少し上滑りした印象。これという衝突や盛り上がりなく、するするとまとめてしまった印象。愛人ふたりに、何より岳君についてもスルリと行き過ぎてしまった感。

ごてごてにドラマチックを盛り込めというわけでない。しかしこれではあまりにきれいすぎると。総括がたりないと。「いまどき病院で延命治療受けられるだけましだろ、勝ち組め」などとは言わぬ(それ言い出したらフィクション楽しめぬ)。ただこれでは蹴りがつかんと。まあ、人生なんてそんなものかもしらんが。
まあ、しかし、それでこそ緒方拳本人と役、話の皮肉が際だってくるとも言えるか。しゃれこうべも笑うようであった。合掌。