漫画喫茶へ

朝九時から十二時までアパートが断水。この時期の土曜の午前にだ。きっと人の死体でも漬かっていたに違いない。
関内の漫画喫茶。五時間パック六百円。禁煙席を所望すると、ギシギシ音の酷いPC席へ。目的は漫画なので電源すら入れず。
今日の狙いはジョジョの第五部。プロシュート兄貴のやつだ。
初めて読むわけではない。ストーンオーシャンがはじまったのは、まだジャンプを購読していた。
ジョジョが読めなくなっていた。はっきりいって、漫画の中で何が起こっているのかわかりにくくなっていた。四部あたりからだ。
もちろんジョジョは好きだ。小学二年ないし三年、はじめて単行本で読みはじめた一部、舞台はイギリス、時代も現代ではない。これは大人の漫画だと思った。ぐいぐい引き込まれた。
「ひょっとしたら、単行本で続けて読めばいいのでは?」と連載中に思った。だから逆に、半分飛ばしていたところもある。
して、どうだったか。すげー面白かった。スタンドの設定が少し冗長というところはある。しかし、それを上回る群像劇、あくの強いキャラ、説明不要の荒木ワールド……今までほっといて悪かった、というところ。
と、続けてストーンオーシャンだと思ったらほぼ時間一杯。こんなに漫画って読むのに時間がかかったっけ? が、さすがに腰も肩も痛い。漫喫を後にする。
やはり悪くない施設。年末ご多忙の折、また行こうか。今度は、適当につまみ食いしようか。楽しみだ。