おまえは何を食っているんだ〜炭水化物と俺、血糖値と俺〜

※俺の俺による俺のための覚え書きですので、あなたは医者に行きなさい。

それは俺の餓えと似ているか?

20年来のつらさがほぼ消えたことについて

 なんつーか、とりあえずこれには反応せざるをえなかった。正直、啓発だとかライフハックだとか健康食とか興味ねえっつうか、苦手で、中盤のなんか引用のあたりとか流し読みなんだけれどさ。
 で、低血糖なんだけれども、なんか糖尿病とかと関係あるわけじゃん。俺、父糖尿病、母糖尿病、それぞれの家系に糖尿病という、名血糖を持った糖尿病サラブレッドなわけ。その、先天性のそういう分類のやつじゃないし、今まで、子供のころから、血液検査とかでひっかかったりしたわけじゃねえけど、まあ、なんというか、大雑把に見て、そうなりやすい、そういう傾向にあるというのは、まあはっきりいって覚悟しておいて悪くねえだろう。パーキンソン病についてもそうなんだけれども、まあそんな風に思っているわけ。
 して、なんだ、その症状。なんか星占いとか、性格判断みてえに、「誰にでも当てはまるんじゃね?」ってのがあったり、「意味がわかんね」(ラックビー? ランダムなおしゃべり?)ってのがあったりなんだけれども、反社会性とか、怒りっぽさとか、それに蕁麻疹。しかし、なにより、ともかくそこに表現されている空腹、ひどい空腹の感じには思い当たりがあるんだわな。

いつからか私はとても餓えています。もちろん、死に直面するような餓えではありません。突発的な餓えに襲われる、と言った方が正確かもしれません。しかし、それは餓えと呼ばずにはいられないような、凶暴な空腹なのです。もちろん、この日記を読み返してわかるように、食べ物には気をつかっています。この国の平均水準に及ばないのはもちろんですが、最低のレベルにあるわけでもありません。時には外食だってします。それなのに、餓えるのです。

 餓えると私は腹の上の方から下の方まで空っぽになったような感覚になり、胸のあたりは灼けるようです。首の後ろから顎にかけてかーっと熱くなり、手足の先は細かく震えます。頭の中は食べることで一杯です。そして必ず、最後に満腹したときのことを思い出します。

餓鬼 - 関内関外日記(跡地)

俺の、全身が震えて手先がしびれるような、餓えに近い空腹について話すと、「それは低血糖の症状に似ている。低血糖にはコーラがいい」と言われた。俺は血糖的に糖尿のthoroughbredなので、コーラを買いに出かけた。

chercher le coke - 関内関外日記(跡地)

 ……このへんだ。このへんを思い浮かべるに、どうも、どうも、俺にはその気があるのかもしれないという可能性を想像してみても、それなりに損はないように思えなくもないではないですか。この変な空腹、餓えとも呼びたいそれ。そういえば、「いつからか」どころか、子供のころも、感じたことあったような気がしなくもないような。なんというか、「お腹減ったー」という、ある種の健康的な感じじゃあないのだ。

俺は何を食って生きているか?

 じゃあ、炭水化物ダイエットなのか? と、ブックマークしているときに気づいたが、俺はかつて炭水化物を減らす食生活に入ったことがあった。

 この方向転換はいかにして起こったか。ある日の晩、なんとなく気分が優れず、お好み焼きを焼く気にならなかった(現在、晩飯自炊の九割はお好み焼き)のである。しかし、何か腹に入れたい気分があって、キャベツとダイコンだったか、それをむしゃむしゃ食って、ついでにカップスープ一杯飲んだのである。したら、案外それで腹がもった。翌日も似たようなことしたところ、とりわけ困ることはなかった。
 むしろ、気分がよい。ここのところ、老いのためかどうか、晩飯のあと、それほど量を行ってないにも関わらず、なんとなく食い過ぎ感とかそういうのがあって、とくに体重が増えているわけではないのだけれど、なんとなくそういうところがあった。なんか夜、食い過ぎていないのに、食い過ぎている感じがある。それにうまくはまったのだ。

http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20080502/p5

 こういう経緯でだ。別になんの啓発本を読んだわけでも、健康本を読んだわけでもない。偶然、たまたまだ。去年の五月か。これで、朝はシリアル、昼はジャンク食い放題、晩は青虫という感じになったんだな。いつまで?

 自宅で食う晩飯(ほとんどの場合そうだけど)から炭水化物(ごはん、麺類、小麦粉類)と肉を抜いて久しい(厳密というわけではない)が、久しぶりに生肉を買って焼いて食った。オーストラリア産の牛肉の、超安いの。
 なぜか? それは体調のせいである。ガクッと体調が悪い。こういう時、こういう特別の時こそ、肉を食うべき日ではないのか。肉やウナギは、こういう時こそ、食う、ハレの食い物であるべきではないのか……。

体調メモ/肉を食う - 関内関外日記(跡地)

 八月にこんな記述があるので、三ヶ月くらいはそうだったんだろうな。ここで、肉を食ったのはたしかだ。夏になって、エネルギー不足があったんだろうな。青虫+肉という感じだろうか。

ここのところの僕の晩ご飯といえば、だいたい中華スープにいろいろの野菜と冷凍肉団子を入れたもの、と相場が決まっている。

モロヘイヤのスープ - 関内関外日記(跡地)

 九月でもこうだ。そうだ、そんな風に野菜と肉団子のスープばっかり食っていた。そこに炭水化物はない。となると、去年の秋の初めくらいまでは、なんか炭水化物少なめで生きていたはずなんだ。はて、今は違うぞ。さてどうなった?

めずらしくファミリーマートに行ったら、ソフト麺ミートソース売ってたから買ってしまった。「内側に水滴のついたしゃりしゃりの袋じゃねえと感じでねえな」とか思ったりして、その時点でハードル上がりまくりなわけだけれども、まあ、食ってみたらこんなものかという感じ。これはこれでコシがあって美味しい。しかし、むしろ、ソフト麺を再現しようとシマダヤのロングライフ麺をレトルトのミートソースで食ってみて「似てるんだけどなんか違うんだよなあ」と思った、それに似ていた。

給食に出たソフト麺 - 関内関外日記(跡地)

 思い出した。これだ。これがきっかけでなぜか、スーパーでうどん買ったんだ。あと、スパゲティのソース買ったんだ。それで、似非再現ソフト麺食って、「やっぱり違うなあ」と思ったのと同時に、「うどんにレトルトって楽じゃん」って気づいたんだ。そうだ、そのあと、俺はしばらく、うどんばかり食っていた。炭水化物中心、第2エンゲル係数高めの生活だ。

 ここのところ俺は内なる反革命に負けて(最近のリアル俺の流行は映画『光の雨』における裕木奈江の口調です)の6枚切りのトーストを食べているのよ。永遠に繰り返される朝、ずっと8枚切りの食パン2枚という生活をしていて、一時はシリアル食に走っていたのだけれど、シリアルもうこれ以上食うの限界という飽きに負けた秋、なぜか帰ってきたら6枚切りになっていたのよ。ずっとずっと8枚切りだったのに6枚切りになったのよ。

6枚切りのパンの何が違うって厚さが違う - 関内関外日記(跡地)

 しかもそのうえ、シリアルに飽きた俺は、なぜか朝食に6枚切りパン食うようになってしまった。なんということだろう。

……この冬はだいたい鍋→鍋→お好み焼き→お好み焼き→お好み焼き→お好み焼き→お好み焼き→鍋→鍋→お好み焼き→お好み焼き→……という感じの食生活であった。鍋は鍋(のような何か)のみで、主食はなし。ここ半年近く、米を炊いていない。晩飯の自炊率は九割を超えていると思うが、まあ別に米を食わなくても生きてはいける。

葉たまねぎ食う - 関内関外日記(跡地)

 というわけで、今年になったのだ。正月も、ずいぶんモチとか食ったと思う。で、今はだいたいお好み焼き→ジャンクフード(外食)→お好み焼き→お好み焼き→お好み焼き→ジャンクフード(外食)……という感じ。あとは、たまにはコンビニ弁当とかも。なかなか忙しくて帰れない。そんなところだ。ちなみに昼食は、この日記の「食べ物」カテゴリにずらりとならぶように、非常にジャンクで米もパンも肉もよく食う。

それで俺は何を食うか

 で、実のところ、俺は最近ちょっと自分の食生活にうんざりしはじめていたところなんだ。そうだ、上に書いていないけれども、クロスバイク購入後、はしゃいで乗り回っていたときに、やっぱり腹減るから食うし、仕事忙しいとなると、なんとなく自分を甘やかしたくなるとかいうこともあって、ちょっと食い過ぎという感じがしていたのだ。「なんか夜、食い過ぎていないのに、食い過ぎている感じ」っていうか、そんなところ。
 さて、俺はどうしようか。最初の増田の書いたような食生活をしようか? それは無理。無理だけれども、ちょっと乗ってみてもいいんじゃねえかと思う。

炭水化物を減らす
炭水化物は"全粒"がキーワードです。白いパンや白いご飯、白いパスタなどの精製された炭水化物は血糖値を急激に変化させ、気分をコロコロ変えてしまいます。

 これがどうなのかは知らない。知らないけれども、なんか今の食生活の気分がよくないことはたしかだ。そして、一時期(去年よりずっと前だと思ってた)、晩飯から炭水化物を抜いて気分のいい自分もいた。さあ、どうだろうか。朝から、晩までというのは、あんまり性に合わない。でも、だ。でも、ちょっとばかり、また晩飯炭水化物抜きの生活にしてみてもいいんじゃねえのか? マクロビオティクス? とかいうものはさっぱりわからんが、俺が俺のために食って、俺が気持ちよいようにするぶんにはいいだろう。昼飯もがっつり食いたければ食えばいいし、何より、別に飽きたらやめればいいだけだ。別に身の回りから炭水化物を一切排して、また炭水化物のない星に行くわけでもない。食いたくなったら食えばいい。また、クロスバイクに乗る時間が増えたら、もっと腹が減って、ガツガツ飯を食うことになるかもしれないし、それならそれでもいいだろう。そういうわけで、俺の昨夜の食事はキャベツとトマトのサラダ、味噌汁、豚のバラ肉を蒸して、酢と醤油で味付けしたものだった。別に問題なかった。やったー。

これが人生の博打なんだ

 ……というのが、俺の中での、科学や医療、何かの判断に対する賭けとリスク、リターンの実例みたいなもんなんだけれども。炭水化物減らすことのリスク→あんまりなさそうなのは我が身で知っている。なんか足りなくて困ったら食えばいい。リターン→なんか脳や身体にいいかも。あと、個人輸入して食ってる×××××のゾロを買う必要なくなったらラッキー、とか。そんなところ。なんか食生活にこだわろうにも、金とマンパワー(例:妻の協力)がないので、できることといったらそんなもんだ。別に大金かけてなにかしようってわけじゃねえよ、と。

 そんなわけで、まあ、俺は俺に対してこのような判断をして、その責任は俺にあるというか。俺の予想のようなものはここに開陳したけれども、馬券の購入はてめえの責任だと。つーか、まあ、俺自身にも言えるけれども、「低血糖?」という疑いがあるんなら、医者行って検査すべきだな。でも、俺、医者と注射苦手なんだよ。まあ、そんなわけで、みなさん、それぞれに楽しい食生活を−\(^^@)/