ほのぼのはてなライフ&はてなデス

本日、Myはてなに、はてなの各サービスでお気に入りに登録しているユーザーの最新の活動状況が一覧表示されるアンテナ機能を追加しました。

Myはてなにお気に入りユーザーの最近の活動が見られるアンテナ機能を追加しました - はてなの日記 - 機能変更、お知らせなど

 ……これなんだけれども、僕は正直いってドキッとしたね。他のひとの活動状況なんてのはどうでもいいんだ、また、僕の活動状況が他のひとに知られるのも、正直どうでもいいんだ。もんだいは、僕の行動が僕に知れてしまう、一目瞭然になってしまう、それがこわいんだ。僕はそれが嫌で、日記の更新時刻を表示しないようにしたりしている(ネット中毒! レコーディングダイエットでやせるのの逆の仕組み)のに。はてなブックマークの登録時刻が表示されないのを好もしく思っていたのに。
 って、これに関しては「http://www.hatena.ne.jp/my」にアクセスしなければいいじゃん。つーか、自分のも、他のひとのも、プロフィールページなんてめったに見ないし、その中のアンテナ(「はてなアンテナ」というサービスがあるのに、「アンテナ」と名付けてしまうセンスは、ほんとうに理解できない)なんか見なければいいんだ、つーか、みんな見三日もたてば忘れるんじゃねえの? やった−!
 というか、別に僕の暮らしを追ってくれたっていいさ。何時何分に職場を離れて、意味もなく二ブロックぐるぐる回ったあげく、コンビニで炭酸飲料買うのに何分迷ったとか、そんなことさ。そこまで監視されるなら、可視化され、記録化されるならば、もうおもしろそうだ。何にいくら使ったか? 一日に何回メガネを拭いたか? 自転車のハーフクリップにうまく脚がはめられないまま発進したのは何回か? もしかしたら、そんなのが非常に僕によし、君によし、かもしれない。
 話はさらに飛ぶ。僕はどうも、僕が死ぬことを日記に書けないのが残念でならない。今から書いておくが、それだけが心のこりだ。僕にとっても、誰にとっても、これくらいエキサイティングで、初体験で、固有で、誰もが知りたがる、そんなテーマはないというのに。臨死体験とかではないんだ、ほんとうの死だ。一回こっきりの死だ。それがどんなんで、どうなのか、それを人に伝えられないなんてのは、人から伝わらないなんてのは、あまりにも人類の設計ミスというか、世界というサービスの行き届かないところだ。
 はてなは、そこをカバーしてもらいたい。はてなデス。Dでかぶるけれども、死んだらダイアリーがデスになるんだ。それでいいじゃないか。それで、いろんなやつがどんな風に死んだ、死んだらこうだったって、なんかアクセスしたらわかるんだ。ああ、そいつらしい死に方だ、あ、以外、そんな死に方だ、え、こんなに悲惨なのに、けっこう楽しそう、云々。それで、みんな、死んだやつに黒いはてなスタープレゼントするんだ。サーバの中の葬式、墓、永久供養。はてなコフィン。死んだやつまでケアする初のブログサービス。遺影、遺言、生前のご活躍。はてなデス、やろうぜ。関内陵苑あたりと組んでやればいいさ、さあやるがいいさ、好きにやるんだ、やって、やって、やりまくるんだ。僕の死ぬまで、打って、打ってうちまくる。見えないキーを叩きながら死んでやるからさ。

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そして俺は、いつかの冬の日、すぐそこの寿町に転がっているところ、役人に投げつけられた乾燥米の袋を開ける力もすでなく、うつろにパッケージの文言を追って、「水で戻すという手もあるのか!」とか、すごく下らない驚きの中で死んでいったりすれば、人生及第点と思うのだ。

2008-01-18 - 関内関外日記(跡地)