WBCフライ級タイトルマッチ・内藤大助vs熊朝忠

序盤こそジャブと手数で優位に進めたが、中盤から身長で12・5センチ、リーチで14・5センチ上回る王者のパンチが当たらない。“未知の中国人ボクサー ”にまさかの大苦戦。極め付きは6回。「気付いたら倒れていた」という右フックを食らい、尻もちをついた。02年4月のポンサクレック戦以来、生涯2度目のダウン。

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/battle/news/CK2009052702000131.html

 あー、自分の、手書きの採点みてえなの忘れた。忘れたんだけれども、あれだ、俺の採点では挑戦者が1ポイント勝ってた。でも、なんかバッティングによる減点があったみたいで、それ入れたらたぶん内藤が1ポイント差で勝ってたかも。たぶん、たしか、そんなん。ともかく、きわどい。これ、地元じゃなかったら、どうなったかという話じゃなかろうか、たぶん。
 しかし、なんつーか、挑戦者よかったね。なんか、無理矢理中国で開催させたい、ボクシング普及させたい、みたいな思惑で(それが開催できねーってどうなのよ。誰の思惑、誰の失敗かようわからんが)、なんとか挑戦者に仕立てたような、そんな経緯を想像してたんだけれども、強いじゃん。
 つーか、俺はチビで、もちろん、内藤大助は生で見たボクサーで、すげえ好きなんだけれども、なんか、こう、身長の絶対値でいえば内藤に近いけど、どうも、より小さい方に、判官贔屓するところもあってさ、内心、どっち勝ってもいいや、くらいになっていたのはたしか。あと、あんまり内藤有利にしないように採点してみたりしたのは、自らの贔屓を抑えようとするものであって、このあたり、内心はこんがらがっていたけれども、まあ、しかし、ボクシング見るのに、そこまで悩んだりもしないわけで、どっちかのいいパンチが出たら、「おおーっ」とか言うくらい。
 で、まあともかく、内藤、予想外の苦戦も、辛勝と。で、もしも熊さんが勝っていたら、その後、この階級のタイトル戦は、うまいぐあい、日本人挑戦者が出てこなきゃ見られないわけだし、やっぱり、内藤勝ってよかったぜーって、そう思わざるをえない。
 でもって、昆明(だっけ?)出身で、なんかわからんが、ナチュラル・ボーン・高地トレーニングの、熊さんも、なんか打たれ強いし、もっとなんか、こう、見てみたいというような気もする。もっとテクニック? 連打? とか出てきたら、強いんじゃねえの、みたいな。でも、逆に、内藤の変則が役に立たない変則などというと、今のままがいいのか? まさか中国拳法の間合いじゃないよな。違うか。あと、内藤はまたポンサクとか? 頑張れ! まあともかく、そんなところで。

関連______________________