そろそろダービースタリオンズステークスを復活させてもいいのではないか?

 五年前に武豊がいいこと言ってた。

 もう一つ、その記事の中で武豊騎手のアイディアが紹介されていた。アメリカのブリーダーズカップのように、有馬記念の日などは重賞ばかりやってもいいのではないか。重賞が無理ならば、せめて1レースから特別競走を組んではどうか、というもの。さすが武豊である。馬上にいながら、観客の気持ちまでちゃーんと察している。自分はもう中央のG1に行く気はないけれど、あの熱気、雰囲気の中、わざわざ未勝利あたりから入る必要があるのかと、そう思ったものである。

阪神ジュベナイルフィリーズについて - 関内関外日記(跡地)

 もちろん、「ダービーの日の朝一番の未勝利戦がいいんだろうが!」という意見もあるだろう。でも、やっぱり俺、ダービー、有馬級の日は、朝から特別戦のひとつでもやっていいんじゃねえかと思う。JRAにとってみれば、「ダービーの日はただでさえ朝から盛り上がるから、未勝利戦でいいんだ」とか、なんか法律上の決まり(……目黒記念を最終に持ってこれるくらいだから、関係ないか)とかあんのかもしれねーけどさ。なんていうのか、特別な日なら、さらに特別にしていこうぜ、って。そういうサービス精神ねえの? って。
 と、ここで思いだされるのが「ダービースタリオンズステークス」。思いだされる、といっても、俺は直接知らない。話として知ってるだけ。ダービー当日に行われていたという、父日本ダービー馬限定という条件戦。やがて、出走馬が集まらずに廃止になったというが……。

日本ダービー1,2,3,4,5着馬」および「主要国ダービー優勝馬」の産駒のみが出走できる
900万下特別の別定重量戦として、日本ダービー当日に開催

移転のお知らせ

 って、今検索したら、上のような記述がヒットした。なるほど、父モンテプリンスオペックホースに撃破される)などの名もある。ふーん、しかし、だったらなおのこと復活は簡単なんじゃねえのか?

 たとえばこれが91、92年の出馬表なんだけれども、このなんというか、国産種牡馬の不遇みたいな香りがするじゃん。でも、どうだ、今、この現在、SSの子らが、種牡馬界を席巻している。その中には、ダービー馬もたくさんいる。なんかもう、俺が間違って覚えていた条件「日本ダービー勝ち馬の子」だけでも成り立つんじゃねえの? と。さもなきゃ上の条件+「ジャパンダートダービーダービーグランプリダービー卿チャレンジトロフィー勝ち馬の子」くらいにしたら、もう余裕なんじゃねえの、みたいな。カブトヤマ記念父内国産馬限定競走である意味を失ったのと逆の意味で、いけるんじゃねえのか、こういう遊び。なあ、どうだ、JRAやってくれよ。たのむぜ、なあ。