鳩山由紀夫はなんでこんなにおもしろいのか


 こないだの土曜日、近所にて撮影。このあたりの民主党立候補予定者の「講演会をお知らせするポスター」。ずいぶん前から貼ってあった。が、半分違うことになってる。下だけ、なんか盛り上がってるのがわかるだろうか。そうだ、ここには、ちょっと前まで、小沢一郎がいたはずだ。この女性候補者と、小沢一郎という組み合わせは、なにか戦隊物の悪の幹部みたいな組み合わせ(あくまで容貌だけについてです)だったのだが、そこが鳩山兄に変わっている。なんだ、代表が交代すると、弁士も代わるのか? まあどうでもいい、なんだかわからんが、俺は上から貼られた鳩山がおもしろくてしかたなかった。しかも、誰かのいたずらで、目が焼かれている(危ないからやめましょう)。悲惨だ。これで、雨でも降って、下から小沢の顔が浮き出てきたら最高だと思う。

東京都内に住む元小学校教諭は、07年12月に12万円を献金したとして政治資金収支報告書に記載されている。ところが元教諭は、過去に一度も献金したことはないという。元教諭は取材に「鳩山氏はかつての教え子。その縁でたまに会合などで会うことはある」としたうえで、「しかし献金など事実無根。こちらが寄付してもらいたいくらい。どうしてそんなウソが載っているのか。本当に心配だ」と困惑した様子で語った。

http://www.asahi.com/politics/update/0625/TKY200906250172.html

 その鳩山に、疑惑の献金問題が持ち上がっている。死者からも献金された云々。その中で、上の記事がよかった。この、元小学校教諭、鳩山を教えていたという人のコメント。「こちらが寄付してもらいたいくらい」。なんか、余計なこと言ってる、みたいな(実際に、何か寄付を必要とする活動をされているのかもしれないが)。というか、やっぱりその、鳩山家=大金持ちというのが当たり前の前提とあって、「寄付いらないんじゃねえの?」と、ひょっとすると熱心な支持者すら思ってるのではないか、というような。
 そして、この件の続報。

 虚偽記載の理由に関し「経理担当者が私への個人献金があまりに少ないので『大変だ』と思ったようだ」と述べた。

http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009063001000845.html

 ゲラゲラ。いや、実際この通りかどうかなんかは、わからんよ。どうも、「個人献金があまりに少ない」というわけでもないようだけれども。ただ、ぼくのかんがえたはとやま的には、「大変だ! うちのセンセーには、誰も寄付してくれない。これでは人気がないみたいじゃないか。 ……そうだ! 金はあるんだから、寄付があったことにしちゃおう!」みたいな、そんなマヌケな部下に心配される、バカ殿って、そういう図式がいい。それでこそ鳩山由起夫という気がする。上の記事の、うつむいた写真の具合も最高だ。
 ……というわけで、「お前、それなんの宇宙素材?」みたいなスーツを着てたり、なんか王様みたいな椅子に座って記者会見したりと、何かと俺の笑いのツボを不思議と刺激してくれる鳩山センセ−。これからも活躍を期待したいと思う。つーか、むしろ、金持ちキャラを前面に押し出したっていいんじゃねえの。「私には、金が有りあまっております。ですから、寄付をされる場合は、若い○○さんにお願いします!」とか、そんぐらい。どうだろうか。俺は、関口房朗とか、そういう金持ちには、不思議と反感を抱かないんだ。まあ、世の中俺ばかりじゃないか、なあ。