iPod Shuffle 不良品交換顛末


(※注意)脳内で丁寧語に置き換えてお読みください。なんか丁寧語とかよくわかんねーから、書いて恥かきたくねーんだわ。

電話

 保留音。タラランランラン、タララン〜♪ ガチャ。
「はい、Appleカスタマーズなんとかです」

「あー、俺、俺、俺だけど、iPodの交換のことで聞きてえことなんだけどさ。シリアルは………なんだけれども」

「あー、ゴルフのG、ワシントンのW……でよろしいですね?」
「あ、マジでフォネティックコード使ってるのはじめて聞いた。でもウゼー、いいからとっとと調べろよ」

「うるせー、ちょっと待ってろ」

保留音。タラランランラン、タララン〜♪ ガチャ。

「おう、お前のさ、なんか交換依頼してんじゃん。もう替わりの送ってるよ」

「そんぐらいわかってんよ。でもよ、発送メールに‘不良iPod ShuffleにはUSBキャップをつけていただき、お手元にご用意してお待ちください’って書いてあんじゃん。なんだよUSBキャップって? ドックのこと?」

「あー? ちょっと待ってろ」

保留音。タラランランラン、タララン〜♪ ガチャ。

「あ−、メールのさ、USBキャップって第一世代についてたやつだわ。あのさー、メールの文面変えてないってさ、そんくらい察してくんね?」
「マジかよ、仕事しろよ。ほんじゃー確認だけどさ、こう、替わりのが届いたら、本体だけぽいっと入れて送ればいいのね?」

「いや、本体と、ドックとイヤホンを同梱して」

「え? そうなの? 本体だけじゃねえの? ホームページにさ、付属品入れても、返ってこねえから気をつけろとか書いてなかった?」

「いや、本体と、ドックとイヤホンを同梱して」

「あー、そうなのね。それじゃあ、ドックとイヤホン、入れますからね。ほんじゃー、バハハーイ」

「バハハーイ」

電話2

(※注意)やはり脳内で丁寧語に置き換えてお読みください。

保留音。タラランランラン、タララン〜♪ ガチャ。

「はい、Appleカスタマーズなんとかです」

「ハァハァ、フヒー、あー、あのねオネーチャン、あー、俺、俺、俺だけど、iPodの交換のことでさ、さっき電話した野郎に、確認があんだけどさ。ハァハァ」

「あー? よくわかんねーから、とりあえずシリアル番号言えよ」

保留音。タラランランラン、タララン〜♪ ガチャ。

「あー、なんかさっき電話かけてきたなおまえ。それで、何の用よ?」

「さっきよー、ハァハァ、おまえんところの電話番がよ、ドックとイヤホン入れろっつーから、入れたんよ。したら、お前、代替品開けて見たら、本体がポロッと入ってるだけじゃねえの! びっくりして、ハァハァ、つっかけでヤマトのおっさん追いかけて、おまえ、すげー走って、暑い中、くそったれ、疲れた」

「はあ」

「そんでさ、確認なんだけどさ、あのよー、ドックとイヤホン入ってなくていいんだよな? 本体だけ返せばさ」

「あー、そうよ、おたくのはそういうことになってんよ」

「じゃあさ、あのさ、さっきのうんこ野郎が間違ってたってことだな? くそったれ」

「あーはいはい、ごめんなさいね、うちのとんちきが間違えたんだわ。わかった? オーバー? そんじゃーね、バハハーイ」

「はーい、よろしくー、バハハーイ」

なんかよくわかんねーAppleのしくみ

 ……というわけで、こわれたiPod Shuffle 第二世代を交換してもらったわけなんだけれども。つーか、なんか変なシステムでさ、いや、俺に誤解があるかもしれないから、俺が誤解してたら俺が変ってことで、ジョブズには謝っておいてほしいんだけどさ。
 で、どこが変かというと……、ともかく、まず、トラブルシューティングやれよって、サイトの方で教えてくれる。それはいいわ。それで、俺は「iPod リセットユーティリティ.app」とかいうのまで試して、ダメだったわけ。そんで、変な改造はしてねーし、水に漬けたことも、塩で揉んだこともない。保証期間内の故障だと、俺は思う。
 そんで、普通だったら、故障品(と思しき)品を送って、向こうで検分して、「こりゃ不良品でした、サーセン、替わりの送ります/修理します」とかさ、あるいは、「こりゃこれこれこういう理由でお前の使い方が悪いよ。修理するならこんだけかかるよ」って見積もり送ってくるとか、そういうもんじゃねえのかね。
 でもさ、Appleの、iPodの場合よ、よくわかんねーけど、もう、こっちが修理っつーか交換頼んだ瞬間に、代替品送ってくるってのね。でさ、その前に、人質みたいに金をとられるっていうか、クレジット情報入れて、「おまえ、もし故障品送ってこなかったら、この金(新品定価額)請求するから」って言うわけ。「ちゃんと故障品送ってきたら、取り消すから」って。
 なーんか、嫌じゃないか? 俺は、俺の考える限りにおいて、そのiPodは不良品じゃないかと思うわけじゃん。でもさ、俺は機械の専門家でもないし、iPod職人でもねーから、100%断言はできねーわけよ。ひょっとしたら、なんか落としたとかそういうことかもしれないし、トラブルシューティングがうまくできてねーかもしれない。そんなのは、わからんよ。
 つーかさ、もう確かめようがないじゃん、送っちゃったら。送って、Apple様が「送ってきたの見たけど、これ、お前のせいじゃん、はい、供託金没収〜」っつったら、なんつーのか、もうこっちは反論できねーっつうか。新品(相応)のiPodをご購入ってコースじゃん。なんか、納得できなくね?
 いや、もう、すげー悩んだ。ひょっとしたら、定価で同型を買うはめになる。でも、だからといって、ロハで直る(交換してもらえる)可能性があんのに、そのチャンスをみすみす逃すのもいやだ。せっかくの保証期間(一年)内なのに。あーでも、なんかその定価分あっても、最新型のシャッフルはいやだし、nanoとかも、なんかどうなの? あーでも、MaciPodほぼ一択だし……、と。もう、本当の話なんだけれども、最後のワンクリック直前まで三度くらい行って、ようやく押したくらい。いやはや。
 で、まあ、驚くべき早さ、翌日には送られてくる(ネーム刻印なしでいいってことにしたので)ってんで、上のやりとりだったんだけれども、なんかさー、まあ結果的に、ちゃんと欠陥品だと認められたみたいだけれども、あーしかし、ちょっとどうなんかなって思ったわ。上の電話でやったような、そういう凡ミスは正直、どうでもいいんだけれども、なんかこの仕組みがさ。ちょっとなんかってさ。そんで、まあ、もちろん、いろいろググって、どんなもんかっつったら、そういえばちょっとした騒ぎみてえなのもあったな、とか思い出したりして、なんつーのか、漢字Talk時代からMacさわってる人間として、あー、でも、こんなんだったのかな、よくわかんねーや、おしまい。

______________________
Apple iPod shuffle 2GB パープル MB526J/A