薬品名の誤認防止についてあらためて考えた。

 県警の発表などによると、女性医師は昨年11月17日、肺気腫の疑いがあり、40度近い熱があった男性患者に解熱作用もある抗炎症剤「サクシゾン」を使うつもりだったが、筋弛緩剤「サクシン」200ミリ・グラムを薬剤師や看護師に指示して、投与。翌18日未明、薬物中毒により窒息死させた疑い。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090820-OYT1T00294.htm

 前にも似たような事件があって、薬品名を大きく変えることで対処できないか、などと思った……と、検索してみたら、まさにこの件であった。

 あくまで素人考えだが、名称に問題はないのか。サクシゾンリア・ディゾンみたいだし、サクシンではタクシン首相かと思う。どんな効果かわからない。

薬品名の誤認による医療事故を防ぐための冴えたやり方を考える - 関内関外日記(跡地)

ここは、wikipedia:小林製薬を見習うべきではないのか。キズアワワ、サカムケア、セキピタン、カゼピタン、イララック、シビラック……。なんとなく効果がわかるじゃあないですか。筋弛緩剤であれば「ニクダラーリ」とか、「キンユルーリ」とかつければいい。抗炎症剤の副腎皮質ホルモンなら、……えーと、うーん、『ドロドロ開発』で煮詰めて考え出せばよろしい。『社長ホメホメメール』をもらえるかもしれない(すごいな小林製薬)。

 wikipedia:小林製薬……は、ともかくとして、ふざけたことと自分でも思いつつ、半ば本気で「極端な薬品名にしたらいいんじゃないか」とは思っていた。して、実際に薬品名が変更になったというのだから、あながち間違っていなかったのではなかろうか。

 一方、事故を受け、サクシンを製造販売している製薬会社は今年7月から商品名を「スキサメトニウム」と改めている。

 ス、好きさ? メトニウム? う、うむ。それでは。

※追記

ただ、意外なことに、このような原因で商品名の変更が行われるのは、異例なことだそうです。

薬の名前が変わる時。薬作り職人のブログ

 ……とのことで、医薬品業界のことはよくわからないけれども、いつか薬にお世話になる側の人間としては、ともかく間違わないような名称、あるいはほかの仕組みを徹底させて欲しいな、としか言えない。

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