貧乏なクラリスは自転車を貧乏くさく改良改悪していくの巻

 派手好きなおっさんはミラーボールみたいに自転車を光らせて安全に夜道を走り抜けたい! - 関内関外日記(跡地)というわけで、俺は自転車を光らせたらいいと思う病なのだ。だいたい、ミニ四駆も、見栄えばかり追求して、無駄にごてごてパーツをつけて遅くするタイプだった。そういうわけだ。
 ただ、金がないので、ほれ、そこはなにか、どうにかしたいという。ライフハック? みたいな。


 たとえばこんなんで、今日買ったライトなんて三つで2,000円したかしないか、いや、しなかった。それと、あとはダイソーその他というところ。
 で、たとえば、598円の28球LEDライト。こんなん、自転車につけたら素敵やん。でも、ホルダーなんかない。どうしよう? ただ、スペースに目星はついている。余ってうっとうしいコラムにぶっ差したら案外しっくりきた、ミノウラのスペースグリップの上だ。


 ただ、どうやって固定する? そりゃもう、結束バンドしかないだろう。愛してます、結束バンド。結束バンドさえあれば、どんな部品も無事に固定できそうな気がする(長さが足りなければ、上の写真のように連結させればいい)。
 って、まあ、なんというか、結束バンドすげーって思ったのは、クロスバイク買って最初の最初にサイコンつけたとき。すげー回転してるタイヤの真横のフロントフォークに、安くはない精密機械をとりつけるのに、何を使うって結束バンド2本。「これでいいのかよ!」というのが正直なところだった。まあ、結果として今も問題ないわけなんだけれども。あと、オサレなロードだと、フォークに穴が開いていて、中にはめ込んだりできるらしいが、それは関係ない。


 こないだ落とした後方赤色灯だって、こういう風にすりゃいいだろ。ちなみに、このライトは100円ショップで買ったもの。さらに今日、バッタ屋でバックライトもう一個買った。いずれにせよ、明るさ、機能ってよりも、耐久性だろうな。

 でも、結束バンドだと、やっぱり密着度が足りないし、がたつくし、ずれていって外れたりするかもよ? そこで、こんなんでどうだろう?

 100円ショップで買った滑らないなにか。これをハサミで切って、なんか巻いたりするといい。すべらない。クロスバイクにママチャリ用の何かを付けようとすると、太すぎたり細すぎたりで、後者の場合、これを巻いて巻いてとめて、その上から装着して、ネジで締める、あるいは結束バンド、みたいな、そんなところで。


 そんなんで、なんかすでにプリントアウト臭が……。


 調子に乗ってLED16球ヘッドライトもつけてみたりして。


 点灯! うわ、眩しい、目が潰れる。つーか、キャットアイHL-EL520より安物の方が眩しい! ……って、たぶん、なんかその、届く距離とか、照らす範囲とかもあるんだろうけど。つーか、このクラスのライトでは「照らす」ってことはないんだけれども。「前照灯」クラスは高くて手が出ない。つーか、物理(?)の知識ないんだけれども、光集めたところで、なんか威力増すわけ?
 ……とかいうのはどうでもいいや、無駄にごちゃごちゃしてよかった、それだけだ!


 100円の犬の首輪だって、反射素材使ってればズボンの裾止めになる(本当は「ライト装着に使えるかな? とか思った)。


 100円の蛍光/反射タスキだって、バッグに結びつければこんなに明るい(ヘルメット留めに挟んであるから、結びがほどけても落ちません)。


 ほら、もうこれで安心! やったー!

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 ……数日前のことである。私と私の……、ああ、私とつきあってる人の会話である。
 「僕、なんか自転車青色LEDとかで光ったらいいって思うんですよ、そういうバイクとか走ってるとかっこいいじゃないっすか! 自作ですよ、自作、自転車は工作好きになるなぁ」
 
 「……頼むから、頭に金魚鉢かぶってるような人にはならないでね」

金魚鉢おじさん。
金魚鉢 (丸くて、上部がチューリップ状にうねっている奴 )に水と金魚を入れて頭に乗せ、
自転車に乗って、井土ヶ谷から弘明寺辺りに出没。ステテコに腹巻の時もあれば、
キャンディ・キャンディ風ドレスの時も有り。 何れにしても 金魚鉢は必ずある。
お花見シーズンになると 遭遇率アップ。

ドンドン日記:横浜の名物人間達

 実は今日、ダイソーで、クリスマスツリーとかにつけるLEDイルミネーションライトを見かけて、「これ、トップチューブかダウンチューブに並べてピカピカさせたらかわいくね?」とか思ったのだった。すんでの所で踏みとどまったのだった。金魚鉢おじさんは最近見ない。ただ、メリーさんには間に合わなかった俺も、金魚鉢おじさんには間に合ったのだった。

 おしまい。