神戸新聞杯&オールカマー/マツリダゴッホの見た風景

神戸新聞杯

 ダービーで心中した、俺のアントニオバローズの復帰戦。新聞やテレビのパドック解説でも評価は高い。むろん、俺は角田とアントニオバローズに賭ける気十分。しばらく馬券から遠ざかっていたが、リハビリの第一歩としては、「好きな馬を買う」というところも適当なように思える。
 馬券はアントニオバローズ一着固定フォーメーションで三連単二十点。さらに単勝馬連。大外れ。わーい。
 競馬はアンライバルドの外でなんか行きたがる感じもあり。四角外目、いい感じでまくってきたと思ったら、そこでガス欠逆噴射のよう。負けるなら、じわり伸びて届かずとか、鋭く差して届かずとかかと思っていただけに、なんとも。故障などを疑ってしまった。

11着 アントニオバローズ 角田晃一騎手
「4コーナーからジワッと行こうと思いましたが、スーッと上がって行けませんでした。歩様は大丈夫でしたが……」

【神戸新聞杯】(阪神)~イコピコがレコードで前哨戦を制す | 競馬実況web | ラジオNIKKEI

 とのことなので、今のところ目に見えるようなアクシデントはなかったようだけれども。
 勝ったのはイコピコアントニオバローズと同じ父で、なおかつ母父ジェイドロバリーがこの日阪神で一勝、というだけでアンライバルドリーチザクラウンに続いて重めに買っていた。まあ、レコード勝ちするとはというところ。しかし、今年のこの世代な、なんだかコロコロというとこもあってようわからん。菊、出てくるなら再度アントニオバローズで勝負。

オールカマー

 こちらもひいきのドリームジャーニーから。問題は59kgくらいだし、なんとなくディープインパクトのようにこなしてくれるような予感もあって。でも、マツリダゴッホ横山典弘にやられてしまった。オッズと騎手をもうちょっと見ていれば、買えたかもしれないが、なんとなくもう終わったかな、というような気がしてしまっただけに。
 しかしまあ、こいつのこの条件での強さってのは、何に起因するんだろう。中山のこのコースだけに反応する脳の神経でもあって、それが走りによく作用するのか、筋肉の付き方がたまたまぴったりなのか。なんだかわからんが、マツリダゴッホにとって、このコースはともかく気持ちいいコースなんだろう。俺はそう想像する。このカーブ、この坂、このスタンドの風景。そのあたりを反芻しながら、他馬のことなんて関係なく、思いのままに走って、ああなのだろうと、そんな風に考える。