二宮町の吾妻山公園に菜の花とウサギを見に行く

 富士山や箱根連山、相模湾を一望できる二宮町の吾妻山公園の頂上で、菜の花が見ごろを迎えている。約4万5千株の黄色の花々が青空に映え、来園者は一足早い春の香りを楽しんでいた。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1001180003/

 のこのこと一足早い春をつかまえに、二宮町まで行った。電車と徒歩。

ようこそ二宮


 駅から町役場の前を通って階段を登る。町役場は前に自転車で来たことがある。はじめに言っておくと、階段はしんどい。階段が嫌いな人は、先に中里口という入口に回り込んだ方がよい。


 お年寄りのグループなど「あとから追いつくから、先に行って」、「だめよ、ゆっくりでいいから一緒に登りましょう」みたいな、なにか悲劇的な状況になっていた。ただ、バズーカみたいなカメラと三脚を担いだ年寄りは健脚もいいところ、まったく強い。


 途中見かけた小学校。「白いはと」。これは、鳩山由紀夫首相を讃美する目的で書かせたものであろう。あるいは、弟の方。

花々


 この品種は中央部分も白くて上品だ。

 白いやつを見たあとでは、こちらの黄色がやや下品に見える。ヨーロッパではピンク花が流行ってるらしい。ちなみに、スイセン道もはまり込むと大変な道らしい。


 ロウバイ。花の質感が蝋のようだからロウバイ。関係ないが、俺はポーチュラカの質感がプラスチックの玩具のようで好きだ。


 マユミの爆ぜたあと。


 おちょこになった傘みたいな形のマツ。


 自然のドライフラワー

菜の花の広場にきたぞ


 道中にあった遊具……のあと。地方財政推して知るべし。

 広場のところは芝生であって、芝生は枯れていた。まあ、金をかけてオーバーシードをほどこし、年中緑色にする必要などない。

 天気はというと、やや曇り。ただ、だんだん晴れて、青空になった。とはいえ、山のむこうの方はガスっていて、富士山はみられなかった。丹沢大山一帯や、箱根の二子山の方はよく見渡せた。

 この犬は人気者で、たくさんの人から写真を撮られていた。……ふつう、犬の方にピントを合わせるべきだよな。

 知らない人。

 ビーム発射!

菜の花咲いていたぞ

 菜の花は咲いていた。けれども、海は光っているし、雲というか、光というか、むつかしいことはわからないが、うまく色がつかない。どうしていいかわからない。まあ、暗くたっていいじゃないか。






 菜の花の香りは野菜的なそれであって、俺はなか卯の菜の花のみそ汁が食いたくなってきた。

小動物園

 「うさぎしかいません」と案内板に貼り紙してあった小動物園を目指す。うさぎを見て、べつのルートから下山という算段。

 なんか怖い感じなんだけど。

 和田アキ子のラジオがラジカセから流れている。

 うさぎがいた。たくさん。

 寒くてまるまって動かないのもいる。

 寄り集まっているのもいる。

 一羽が追いかけっこをはじめると、玉突きのようにばたばたと動き出す。

 べつに「一羽」とか書かなくてもいいんじゃないか。

 おまえらはどう思う?

さらば二宮









 最後の写真は、朝、行きがけに撮ったものなんだけれども。
 それじゃあ、また。