南アフリカvsメキシコ!

 いや、いい試合だった! すげえ面白かったよ、ワールドカップちゃんマジワールド。意味わかんない。まあいいや。どのあたりがよかったか、今後の人生のためにメモしておく。
※以下の選手名やデータはこの本による。が、俺はサッカー知らずなので間違ってても俺のせい。

オスカル・ペレス

 オスカル・ペレスキーパー37歳、身長172cm、体重75kg。Wikipediaによると身長169cm。たぶん成長盛りの、メキシコのキーパーのおっさんなんだけど、なんかよかったね。応援してやらにゃって、そういう気持ちになったね。なんかこう、ボールが高めにバウンドして頭を越されるんじゃねえの、みてえな。
 で、メキシコのキーパーってカンポス以来小さいとのことなんだけど、手元の名鑑見るに、メキシコ代表のここ15試合のうち2試合しか出てない。オチョアってキーパーがいて、それがほぼスタメン。次がミチェル。だからよくわからんが、日本代表でいえば川口能活先発出場みたいな? いや、俺はこの世の中でメキシコのキーパー事情にだけは詳しくないんでわかんないんだけど。
 それで、ペレスのおっさん、まああの失点は仕方ないな。あとはファインセーブらしいのもなくて(対する南アのキーパーは大活躍だった)、でもそれでも引き分けだからいいじゃん、みてえな。そんな感じ。

ジオバニ・ドス・サントス

 ドス・サントスに注目、みてえな選手で、童顔というか、イケメンというか、ほとんどかわいいの領域に入ってる感じだけど、このプレーには恐れ入った。なんかドリブルしたら倒されないし、すごい体勢からきちんと枠内に強いシュート打つし、こんなんもっと見たいって思うじゃん。今日は点入らなかったけど、なんか黒魔術とかのせいかもしれないし、マジ見たい。それに尽きる。

パウルアギラール

 右サイドバックで、試合前半の前半、メキシコがまだイケイケだったころ、たびたび南ア陣内をおびやかす。で、俺なんかそれ見てて「アギラールがんばってんなー」みたいに思ったわけ。でも、ハーフタイムに中田英寿先生が「右サイドとか崩してんだけど、最後のパスの精度がよくねーし」みたいなこと言ってて、ちょっと目から鱗。まあそうか、あんだけ崩してりゃ一点くらい入れろみたいな。ボールにたくさん触ってる=がんばってる、良い出来ってわけじゃねえのか、みたいな。ともかく、点入らなきゃいけねえんだ、みたいな。

ラファエル・マルケス

 なんとなく存在を知っていたようないないような、ともかくチームのキーマン。で、最初南アに先制されたときは、なんか前線の方に出ててお留守、でもそのあとびしっとゴールで取り返すみたいな、そんな風に見えて、試合後に福西さんも「カウンターを恐れないで残る勇気」みてえなこと言ってたからそうかと思ったけど、まあわかんない。

クアウテモク・ブランコ

 なんか今日ともかくいちばん面白かったのはこのおっさん。いや、おっさんなんていうと失礼かも知らんが、今日はじめて見た(たぶん違うと思うけど)んだから仕方ない。だいたいアナウンサーが「何もしないでピッチをたゆたってる」とか言ってて、それでどんなのかと思ったら一人だけ長袖着てて。
 そんで、なんか妙な姿勢でてくてく走ったりしてて、ために手を広げたりして。「えー、これが試合の流れを変えるの?」みてえな。
 と、したら驚きよ、なんだかしらんがいいところにいて、スパッとパスを出したりするんよ。あと、自陣にいたりとかしたし。それで、なんか面白くて見てたりして。レフェリーの背中にボールぶつけたあとは、なんか言葉かわしてたり、ベテランよねえ、みたいな。いや、それはどうでもいいんだけど。なんつーのか、いやサッカーは奥深いな、とか。
 しかしなんだろ、やがてドス・サントスカルロス・ベラアンドレス・グアルダードも年をとったらブランコみたいになるんだろうか。まず、ギジェルモ・フランコみたいになって、濁点がついてブランコになる。すごいな、メキシコ!

メキシコ代表

 つーか、メキシコ代表おもしれーじゃん。若手とベテランが融合してて。つーか、見た目においてはペレスやブランコのおっさんとドス・サントスの乖離がおもしろくて。あと、マルケスはイケメンすぎ。惚れる。監督にも惚れる。こう、パス回しびゅんびゅんってさ。なんか後半の方はミスが目立ったけど、あんなんブブゼラの呪いだし、スパッスパッといってバチコーンって決まったらおもしろげだし。だから地上波やれよ、もっと! みてえな。GSでこれ以上やらねえのはなんでだぜ、みたいな。
 でもまあ、今日の引き分けは厳しいものがあるかもしらんが、フランスもなんかゴタゴタしてるらしいし、まだ進出の可能性がある。そうなったら、また応援するから、がんばってくれ!

南アフリカ代表

 って、アフリカ初の開催国のこのチームの健闘に触れねば。なんか最初は「マジズダボロにされるんじゃ」みたいな感じで、カウンターとかも日本代表みたいにもたもたしてる印象だった。が、なんかもう後半はいきいきと自信にみちあふれたようになって、まったくこう試合の展開ってのはこういうもんかな、とか。あと、アフリカのチームだけど体格とかメキシコとたいして変わんない感じだったっけな。
 しかし、中心選手がピーナールって名前でよかったな。これがレネイルウェ・レショロニャネだったりしたらたいへんだ。あと、サプライズ・モリリという名前の選手がいて、なんか中継で見てみたいと思った。

 というわけで、両チームともナイスファイト。そんでもって、今後もメキシコがんばれや、おやすみ!