ぼくの考えた最強馬のじょうけん!

 ぼくちゃんはオグリキャップの現役時代しらん、新しめの競馬ファンなんだっけども、オグリが最強馬論争に入ってくる感じってのは、意外って思っちゃったりするのん。だって、なんか戦績見返したら、ようけ負けとるもんね。

 マーチトウショウに二回負けとるし、このマーチトウショウ君もオールドなファンにはなんかピクってくる? くるの? ええの? でも、要するに、これは最強ちゃうということなにゃら。逆走してみれば、負けがオグリの魅力なのやろうし、ホーリックスとの激闘と世界レコードも、なんか負けたからすっごいイイみたいなところあらんかとか、バンブーメモリーも連闘で出てきてて2.24.2で走ったりしてんだけども、カンケーないわー。
 まーとも、かく、オグリ最強感というのは、やっぱりそりゃ、なんかちょっと新鮮な匂いがすんのん、二重の意味で。一重目は、やっぱり、ぼくちゃん巨人大嫌いだから比喩に使うのも気乗りしないけど、ONでいえばOFF、いや、王じゃなくて長嶋タイプっつーか、記録より記憶? みたいな? って、長嶋の記録見たら、そりゃすげえし、記録か記憶かで長嶋引き合いにだすのは大間違いなんだけど、うーん、そうだなー、やっぱり、長嶋茂雄の現役しらんしー、テレビのバラエティで「長嶋茂雄伝説」みてーなの見たことない、まあ今から数十年先っぽの誰かさんが、Wikipediaでもなんでもいいけどー、野球の記録ひっくり返してー、データ見てー、「このナガシマいうのはすごい選手ちゃうんか?」みたいな発見したとかいうー、イメージー
 で、二重目は、あー、先に出してしまったー、けど、やっぱり成績見返しても、最強感薄めー、というか。

 補陀洛、おれー、どういうのん最強なん言われたら、やっぱり、競馬四季報の成績欄で、白抜きの「1」並んでる馬がええと思う。わし、アホやから、それがいい。
 んでー、最強のホース思うかもしらん資格ある馬は、あんまり多くないというか、次の感じなるわっきゃん。

 あはー、面白みもない、保守的なってね、なってしまうからん。だいたい、ディープインパクト以外、現役もようしらんし。ほんで、ナリタブライアンはというと、ちょうど超絶さいきょうーの四歳クラシックのあとから入った口で、正直、あんまりすごいムテキングの印象ないわ。そいーと、「1」並んでるんだったら、タイキシャトルええやんってなるかもしれんけど、そこんところは、ほいなら、やっぱりワシー、最強の話になったらー、チャンピオンディスタンスを、みたいなー。あー、マルゼンスキー、それはほら、あれ、レオダーバンとか。反則ー? しらん。

 ヤーヤー、バット、でも、「全盛期」って言葉がちょっと微妙なニュアンスあんのかもーしらんー、ところが。オグリの全盛期って? みたいな、はっきりしないもんもあるけどー、なんちゅうのか、「瞬間」みたいなもんを切り取ったら、オグリがルドルフもディープもねじ伏せる可能性あるしー、そんなんだったら、その先のオサイチジョージ捕まえきれないかもしれないし、ダイユウサクがズドンとやるかもしらんわ。
 で、それってどんあ条件のコース? 距離? 午前中の同条件レースの結果は? 馬場状態は? ってなるしー、つーか、いきなり終わるけど、最近、俺はどうも競馬をそういう血統だの馬場だののバイアス的ななにかでしか観ていないというか、馬券を買ってるというか、そんなところがあって、そのおかげでかろうじて競馬趣味を持続させるだけの回収(マイナスだが)をしているつもりなのだが、そのあたりがどうも、もっと無邪気に、四季報だの競馬読本だのめくってたあの頃みたいに、なれんのだなとか思うと、すこし寂しい。

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