アニメ『ローゼンメイデン』を観るのこと

TVアニメ「ローゼンメイデン」オリジナル サウンド トラック
 地震翌々日、自転車でうろついた帰りゲオに寄って借りた。本当は『エウレカ』の続きを借りたかったのだが、あいにく貸し出し中だったのだ。
 さて、『ローゼンメイデン』である。なぜ今さらか? といってもとくに理由はないのだし、なんとなく名前を知っていたし、可愛い少女が出てくるならばそれでいいだろうという具合。というわけで、てっきり主人公的なキャラはオッドアイの子(翠星石)かと思っていたくらいで、彼女らのスケールとかもよくわかっていなかったのだった。
SRDX ローゼンメイデン・トロイメント 翠星石
 で、実のところ、最初ちょっと見て、なんか想像していたのではもっとゴテゴテゴシックロリータ(?)かと思っていたら、ドラえもんのように一般家庭に出てきたりして拍子抜けのところがあったり、あるいはやはりアニメどころではない、あるいは『マギカ☆まどか』が見られない中で、ほかのアニメどころではない、などということもあって、つい昨日までほとんど見てなかったわけだ。どうせ1本100円だし、見ないで返そうかと。
 と、やっぱりちょっともったいなくなって、返す前に一通り早送りで確認しておこうかとか、思って、それで気づいたらきちんと最後まで見ていたとか、そういうの。ああ、一期、DVD4本ね。
 それで、やっぱり一番グッときたのは、あの主人公のひきこもりくんが(自分がひきこもってるときにこれ見たらそうとうにきつかったような気もするが、そのあたり「おいやめろ」みたいにならなかったのだろうか)、着替え中のドール見たりしてドギマギするところね。思わず真紅の球体関節に目が行ってしまって、それを指摘されるところとかたまらん。
KIRA DOLL―大野季楽人形写真集 スタンダード版
 ……なにがたまらんのか? まあ、やはり球体関節人形だというところが、それがあの衣裳の下に隠されているあたりがいいといえる。それで、ジュンくんが「人形じゃないか」って、あのあたりがね。悪くない。「あんなの○○じゃないか!」って思った瞬間、もうそのフェティシズムの毒牙に捉えられているのだ。知らんが、たぶん。そう、今の今まで魂と感情のある少女たちと暮らしながら、ああやって関節を見たところではじめてドギマギするあたり、筋金入りじゃねえか、すばらしい。
 というわけで、冷酷な美少女にいじめられたいという願望を持つ自分にとって、さらに人形要素まで加わった真紅などはそうとうにやばいような気もしたのだけれども、それよりも地震後の地震以外の初めての日記がこれでいいのかという気もするが、まあどうでもよいのである。むりやりおしまい。

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