ご焼香ギルティ


 「ショートコント・葬式」、「ジュウシマツ住職が出てきたらどうしよう」などと牽制し合っていたわれわれであったが、焼香の段となってなんらかのズレが生じてしまい、なにか知らない老婦人とちぐはぐな二人一組で焼香している兄弟を見ていて、ふと脳内に「ロット乱し」という語が浮かぶと、あとは「ギルティ」、「味は良い方にブレの範囲でした」などの素晴らしいフレーズが止めどもなく湧き出てきてしまい、俺は両手で顔を覆って亡くなった祖母のことを思い泣きに泣いたのでした。
 以上、レポっす。