ヨコハマトリエンナーレ2011とはなんだったのか?

 ……なんなんだったんだっけ?


 行ったには行ったのだが、花火大会の有料券のおまけのような感覚ではあった。花火を先に満喫してしまったのだからしかたない。

 とはいえ、一応は前回と前々回も行っておりまして、そしてまた同行者の「それより前のはいかにすごかったのか」という話を聞くというパターン。いつまでも来ない俺のターン。

横浜美術館


 それで、まずは横浜美術館に行ったんだけれども、なんだったのかしら。

 オノ・ヨーコからの電話は鳴らないし(近くのノジマで売ってる一番安い機種だと思う)。



 なんか、えーと、よく覚えていません。おしまい。

倉庫みたいなところ編


 なんかあっちの、ワールドポーターズの方? いや、橋の手前の方、編。美術館とは別の日。exifとか見ればわかる。

 ここは映像作品が多かった。あの、時計のやつはおもしろかったので、45分くらい観てた。途中、すごいセックスシーンが出てきて、すごいラッキーだったと思った。親子連れとか気まずいかもしれないが、知った話ではない。iPhoneのアプリとかにすればいいと思う。あと、その下の階の、どっかアジアの人のやつはポケーッと観ててそれも悪くはなかったが。

 文字とか並び替えるのとかは撮影禁止というか、しかし、なんか卵の殻使ったやつは小学生だめだとか、そういうのはどうなんだろうか。あんなん割れるもんだろうし、それじゃいけねえの? いや、作者がものすごい寿命縮めてつくってるのかもしらんが。

 しかしまあ、ここの係員はうるさいことこの上ない。注意事項の呼びかけ連呼とか、ブックオフじゃねえんだし、まったくさ。なんか人間、制服とかユニフォームとか着ると機械みたいになるし、そういう人間を見るとスイッチ切りたくなる。
 あと、まあこれは個人的な希望だけど、造形作品って触りたいよね。すごい触りたい。触ってぺたぺたしてみたい。わざわざ立体なんだし、質感っつーのか、なんつーのか、いい形のもんは触りたい。まあ、そういう作品、そういう展覧会とかもあんだろうし、そうしたければ買えよって話なのだけれども。

 わざわざ予約してブシューってなる椅子座った。だからなんだ。そんで夜はなんか客船とか来てて、魚雷とかブチ込みたいみたいなこと言ったりした。

 連環の計。

親身な戸村編(←戸村がだれか気になるのでそのまま)


 それで、また別の日、どっかのどんつき。あ、ここ、たねまるがいたところじゃない? たねまるどこ? たねまるー! 中田ー! 中田どこだー! 中田出てこい!

 ここはまあ、雑然としていて、空いていて、人のいない文化祭のようで、悪くない。

 お絵描きとかして遊んだりした。空いていたので。

 うまく撮れた写真がなかったけど、小さいモーターで適当になんか音が出るやつはよかったな。

 自転車脳の恐怖。魔改造されるCBあさひのプレシジョンスポーツ。

 変わった靴ひもの結び方、みたいなホッテントリ見て、ほんとうに靴ひもの結び方をかえるやつはどのくらいいるのか。というか、このクッションどっかで見たことあるぞ。美術館で会った人だろか?

 あとはなんか、動物とかいろんなのあって、けっこう面白かった。空いていたし、あんがいここの展示がよかったという。写真はたぶん関係ない。

 おしゃれなアルコールなら昼から入れてもオーケー。

 それじゃあ。

黄金町編

 黄金町あたりでやってるやつとか、なんかいけ好かない、といった理由と、時間切れで行かなかった。まあ、いつもどおりだろ。

総括


 というわけで、おおよそよくない芸術鑑賞者としての感想としては、「こんなもんかな」というあたりであって、まあ「ノーマルコミュニケーション」といったところだろう。『鹿児島エスペラント』みたいな、インパクトのある一発はなかった。美術館でやってしまえば、あまりお祭り感もなく(注:イベント的なものには出くわしていません)、わりと高嶺格のこないだのやつの方がよかった感(ちかくてもよくみえない〜高嶺格「とおくてよくみえない」〜 - 関内関外日記(跡地))などもあって。
 とはいえ、俺はあまりこういう展覧会の映像作品というのが好きではないのだけれども、それ中心のあっちのなんか倉庫みたいなところのやつはよかったな。新発見というか。上に書いたやつ以外に、箒のやつと、死海のスイカおねーちゃんのやつもよかったな。あと、果物飛んできてた。そんなん。
 で、俺は金払って文化祭ノリというのもいやだし、適当にご高説載ったパンフレット並んだりしてんのもどうかと思うが、人がいなかったという理由で、港村みたいなやつは悪くなかった。なんかあって、人がいないというのはいいものだし、次は24時間営業とかすればいいと思った。おしまい。