※ストーリーについてはネタバレしません……のつもりではありますが。
- 出版社/メーカー: 5pb.
- 発売日: 2012/06/28
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■ちなみに、たくさん売ってて安かった。これには罠がある。豆知識な。
■というわけで、システム面の悪評に関していえばAmazonのレビューで言い尽くされている感じもある。ただ、この点については改善されていたようだ。
▽ツイぽアラート機能
PS4/Switch 拡張科学アドベンチャー「ROBOTICS;NOTES DaSH」2019.1.31 ON SALE
ツイぽのタイムラインが更新されると、画面におしらせアイコンが表示されます。
(キャラクターごとに通知のON/OFF設定が可能)
■それでも、SKIP機能つかってると「その日」に止めるのがなんか目押ししてるみたいな気分になるのな。あと、どっか1ヶ所、台詞で「殺し殺し」だったか誤植があった。どうでもいいか、それは。
■というか、そもそも説明書に書いてある「物語はプレイヤーの選択によって大きく流れがかわりますので、1度エンディングを迎えただけでは全容がわかりません」というのは……嘘とはいわんが、なんともいえんというか。
■いや、普通(……って、アドベンチャーゲーム? をプレイしたのって10本もないのですけれども)、主人公の行動や発言でシナリオが変わっていくもんで、序盤プレイしてて「最初は一本道なのかなー?」って思ってて、綯さんエンドで、まあ最初はそうだろってなって。で、次にクリアしたのが、やっぱりなんか選択肢なくて、愛理エンドで……って、やってる人にはわかるだろうが、ポルナレフ状態じゃん。つまりは一本道のストーリーで3章と4章を飛ばして5章! みたいなことになってんの。
■それで、なにか一捻りふた捻りあるもんだろうという先入観から、この飛びっぷりにもSF的な意味があんのかと思ったら、無いでやんの。それで、もう一回ってやってみたらバッド・エンドとはいわんが綯さんエンド再びで、「こりゃいかん」と思って攻略サイト開く。
■して、おまけ機能かと思ってた「ツイぽ」の日常的な会話のやりとりがフラグになってたことを知って「えー」って思う。それで、おれはもう素直にチートしてあとは順繰りに見たけど、いきなり季節飛んでびっくりした思いを返せとか思った。
■いや、素直にね、説明書に「ツイぽの選択肢で」とか書いとけよ、って思うのは、おれがゲーマーじゃねえからだろか。おまけに、最初「ツイぽ」の更新通知がなされない仕様だったとしたら、そりゃまあ酷評もされるだろうと。その上、やっぱり一本道なら一本道で、全体の中のひと月分がそのヒロインの分というなら、それでひとつづきでやってくれと。流れが変わるなら変わるで、そのヒロインに特化したエンディングを見せてくれと。
■ここでおれはゲームとしての『STEINS;GATE』を知らんので、『BALDR SKY』というエロゲを引き合いに出してしまうのだけれども、ありゃあ本当に見事だった。すごくすごい構成というか構造だと思った。あらためてそう思った。なにかを引き合いに出すのはなんだけれども、そう思わずにはおられんのだ。
■そういえば、『BALDR SKY』もロボものという意味では共通だった。しかも、『BALDR SKY』はパイルバンカーだろうとドリルだろうと自分好みの武装をしてそれなりにコンボつなげて“ホットドガー”気分を味わえるのだった。ところで新作はどうなんだろうね。
■それに比べると、本作作中ゲームの「世界5位」君気分はというと、ぬるいボタン押しのみでいささか緊張感にも面白みにも欠ける。いや、PCのゲームとPS3のゲーム比べていいのかどうか知らんけど(これは本当に知らん)。けど、ここらあたりの一体感がないから、「だったらキルバラで勝負」と二言目には言う主人公への距離感につながってしまうのではないか。
■まあ、それほど悪い主人公ではないのと思うんだけれども、おれは。ただ、やっぱり格ゲー以外に興味を示さない、ロボ部にすら無関心というわりに、一人で君島レポート探しに熱中するあたりの乖離は感じた。なんかこう、たとえば最初の方で「このレポートには自分とアキちゃんの障害の原因になった事件の真相につながってる」とか示唆されたりの動機でもありゃよかったんじゃね? とか。あるいは、幼い日に愛理と接した記憶がうっすらあるとか。いや、代案もストレイツォも出せやしねえけど、ちょっと動機がわからんというかなんというか。
■……という点で、「ツイぽ」への返事システムに戻るが、主人公の八汐君のことがいまいちわからんから、どの返事が適切であるかというところがまったくわからん。人として(?)まっとうな返答がいいのか、この主人公、発言主体が言いそうことを選ぶのが適切なのか……。いや、そこが選択肢式のアドベンチャーゲームのゲーム性なのかもしれないが……、マジでわからんし考えるのマンドクセ。ので、攻略wiki見てズルした。つーか、ズルして順番に見るべき。
■つーか、順番に話を追うんだったらアニメでいいんじゃね? ということで、アニメでいいような気はしている。ある意味で、非常にリアルロボット大戦なわけであって、そのあたりの動きとか楽しみだし。
■それと、せっかくのポケコン、電話、メール、Web、「居ル夫。」、もっと能動的に使えたらよかったのにとか、そんなん思うんだけど。欲張り過ぎかね。ただ、なんだ、あれが運命の分かれ道かよ? というのは置いといて、「ツイぽ」の雰囲気というのはいい感じにできてんなって感じがしたし、そこはある意味でストーリーの根幹にも繋がるところでもあるし、悪くなかった。
■そんでも、あんた、一応トロフィーは全部揃えたし……って、それでも不満足感がやや残りはするんだけれども、まあそこまで悪くないんじゃねえの? いや、空手先輩マジ空気とか、メガネ不在時間長すぎとか、メガネとっとと親と話を蹴りつけて堂々とロボ部に参加した方がかつてない一体感を感じたんじゃねえのかとか……言い出すときりがないのだけれども。
■でも、まあ、名塚佳織怪演のフラウの台詞に怪しい動き、最高に盛り上がったところの円陣を組むイラストでも歪んだ口元、おりゃあ大好きだな。いや、それだけでも価値あった。
■あと、終わった後にパッケージのイラストじっくり見ると、なんかちょっと切なくて、それで、すげえいいなあって気持ちになれる。これ豆知識な。
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STEINS;GATE Nitro The Best! Vol.5
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……三ヶ月くらいバルドスカイの世界から帰ってきたなかったみたいだな、おれ。
……「56種類エンディングがあって、おれはぜんぶ見た。56種類のエンディングのうちだいたいの場合主人公が死ぬ」というのは緊張感ありすぎか。